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Private jetフライトアテンダントとして地球のあちこちを旅するMJのつれづれ日記。***すべての文章、画像の権利はMJにあり、無断転載を禁止します。***   お問い合わせはmaikojazz*excite.co.jpまで。


by maikojazz

第百二十三回 規制の厳しい魅力的な国たち

宗教だったり、風習だったり。色々理由はあって、何も否定はするつもりないけれど。様々な国を旅する上で日本や他の行き慣れてる国々とは違う規制を設ける場面に何度か出会った。




これはUAEのドバイで。mixiを開けようとしたらこうなった。Facebookもyoutubeも、きっと同様にブロックされるだろう。イスラム国家においてインターネットは用心しなければいけないツールだから仕方ない。中国では同様にGoogleが使えず撤退したというし。

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ちなみにドバイで英語のサイトを見ている時に、画面はじにアトランダムに現れる広告がアラビア語だったことがある。こういうところまで規制があるということ、なのかな?







また、インドでは写真撮影を禁じる建物が多い。歴史的建築だったり、デパートだったり。空港でも撮影は禁止だ。ムンバイではごく普通のスーパーマーケットでさえも、「No pictures please」とやんわりたしなめられたことも。

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ハワイやオーストラリアでは、海を越えてやってくる飛行機に厳しく動植物の検疫を行う。

オーストラリアとニュージーランドに到着する1時間から30分前には、コックピットからギャレイ、客室、カーゴまで全てのエリアに殺虫剤をスプレーし、機内に紛れているかもしれない虫を撲滅させる。その上で到着後は生ゴミを含めて残った食料をチェックされ、肉類や植物は(ソファーベッドに置いていたラベンダーのポプリまで押収された!)検疫官が持ってきた黒いビニール袋に破棄しないといけない。一度、帰り便で使う予定だったお漬け物を取られてしまい、仕方なくお漬け物なしの食事をお出ししたことがある。






そうやって、どこの国も自国の文化や風習、さらには自然環境を護る努力を欠かさないのは良い事だと思う。それが魅力になっているのだから。迎合するだけでなく、誇りをもって「ある」べきなんだよな。どこぞやの国も、ね。
by maikojazz | 2010-04-29 11:48