Private jetフライトアテンダントとして地球のあちこちを旅するMJのつれづれ日記。***すべての文章、画像の権利はMJにあり、無断転載を禁止します。***   お問い合わせはmaikojazz*excite.co.jpまで。


by maikojazz

カテゴリ:旅先; 西ヨーロッパ( 17 )

ご存知のように、空港を街の中(またはすぐ近く)に作る事はなかなか難しい。福岡空港や、中規模までのプライベート機しか降りられないLAのサンタモニカ空港のように、なかには繁華街から近い空港もあるけれど、成田も羽田も、そして海外の大きな空港も大概は、町外れに位置している。



フランス・パリのシャルルドゴール空港も同じ。世界中に多くのファンを持つ花の都パリ。その空の玄関は、Roissy en Franceと呼ばれる小さな村のすぐそばにある。



他の渡航先同様、バブル期には繁華街から近い立地のホテルに滞在できたエアラインのキャビンクルー(いわゆるCA、キャビンアテンダント、またはFA、フライトアテンダント)も、会社のコスト削減に伴いみな空港のそばにステイホテルを持つようになった。私たちのエアラインも、パリのステイホテルはRoissy en France(ロワシー村、と私たちは呼んでいた)に。

Roissy en Franceにはホテルが沢山あり、クルーだけでなくフライト乗り継ぎの人や予算のあまり多くない旅人が泊まるので村はいつもそれなりに人がいる。村の住人より断然、ホテルの宿泊客が多いと思われる。たいてい私たちはオフの日に、いくつかの周辺ホテルを循環するシャトルバスに乗って空港に行く。空港からは薄緑色のRoissy busと呼ばれるバス(胴体が普通のバスの二個分で、長〜い)に乗車し、パリのオペラ座付近で降りて花の都を散策する(このお話はまた別の機会にしようっと)。でも、時々は疲れてしまい、時差と筋肉痛の残る体を休めるべく、村に残るという選択もする。




私たちのステイホテルにはロビーの脇にパブがあり、ビールやワインと共につまむ食事が提供される。しかし揚げ物やクリームたっぷりのこってりしたものは日本時間の午前2時や3時にはあまり食べたくない。そこで、私たちクルーは半分はげたお化粧のまま(そしてロングフライト後特有の赤い目をして)ロワシー村に食を求める事もしばしばある。


ホテルを出てひたすら左に進み、標識に沿って右に折れると、見えてくる小さなロワシー村の"繁華街"。パン屋さんでほうれん草とサーモンのキッシュや、ツナのサンドイッチを買った後にいつもの「コンビニ(なぜかクルーの間でこう呼ばれていた)」へ。おじさんはクルーの到着時間を知っていて、ちゃーんとお店を開けて待っていてくれる。飛行機の到着が送れたり、デブリと呼ばれるフライト後の話し合い(反省会?)が長かったりすると「今、着いたの?今日は遅かったね」と話しかけてくる。フランス人のクルーにそう言うと「私はそんなこと言われたことない、きっと日本人が好きなのよ」と一蹴されたので、その愛らしいしつこさ?はあまりフランス人受けがよくないのかも。

その「コンビニ」には、野菜や果物が売っているので私はいつもプラムやオレンジ、リンゴなどを買って部屋に置いていた。水のボトルは1.5リットル。日本円で40円くらいだ。その他にクッキーやチョコレート、プリンなどの甘いものをしっかり買う。


バス停の脇には花壇があり、いつもきちんと世話されている。可愛らしい季節の花たちが、風にそよいで通行人の目を楽しませてくれる。そのまままっすぐ進んだ突き当たりを右に行くと、小学校だ。子供たちが遊ぶ声、運が良ければ歌声も聞こえてくる。


町の郵便局には良く訪れた。いつも行くと数人が列を作っていて、何故か皆さん用事が長い(笑)。ようやく自分の順番がくると、心の中で練習したフレーズ「日本に出すハガキ代はいくらですか?」と聞いて、まとめて切手を6枚買うのが習慣だった。



気の合う同期や、年の近い先輩と何度も行った村一番?の人気レストランが、「Aux Trois Grourmands」。ガレットとクレープが中心のお店だけれど、なぜかアメリカのダイナーみたいにハンバーガーとフライドポテトなんかもあり、なぜか美味しい(笑)。今思い出すとスイスあたりにあるロッジを彷彿させる店内はいつも薄暗くて、でもお客さんたちがいっぱいでがやがやと賑わっている。仕事帰りのエアフランス地上係員たちもよく、IDカードをぶら下げたままワインと食事を楽しんでいる。ガレットは元々はブルターニュ地方のものらしいけれど、ロワシー村のガレットもすごく美味しい(笑)。かりっとしながら部分的にはもちもちしたガレットに挟まれたハムや卵、トマトにチーズ。白ワインやシードルを飲みながら、フライト中にあったあんな話やこんな話を仲間とする。国際線CAの悪いところは、海外のステイ先で他に日本語を理解する人がいないのを良い事にけっこう聞かれたくない話を開けっぴろげにしてしまうところかも。。。




ロワシー村に滞在する人はパリを旅する日本人のごくごく一部だと思うけれど、空港のそばにはこんな愛らしい田舎町があることを知らせたくて、記事にしてみました。



あぁ、なんだかまたここのガレットが食べたくなってきたなぁ。
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by maikojazz | 2011-04-21 23:38 | 旅先; 西ヨーロッパ
今年は妙に暖かくて、なかなか秋冬のおしゃれを楽しみたい気分にはなれないけれど、例年ならとっくに手袋(と、それをバッグに留めるホルダー)が活躍して良い季節だ。



初めて大人の?素敵な革手袋を買った、ある秋のことを思い出す。
Parisで先輩クルーに付いてお買い物をしていたら、「そういえば手袋を買いたいの。お店につきあってくれる?」と頼まれた。もちろんいいですよ、とぶらぶら歩いて行くと、そこは小さな通りにある瀟酒な構えのお店。"Gant Muriel"、Murielは女主人のお名前かな?




狭い店内にお客さんはお洒落なマダムが2人。すぐ私たちの番が来るかと思いきや、10分経過しても一人目のお客様は買い物を済ませる気配がない。先輩いわく「ここは納得いくまでお店の人と話して試して、そうやってみんな買うから時間がかかるのよ。でも、本当にぴったりのものをくれるからどうしても欲しくてね」とのこと。なんだかわくわく、私もぜひしっかり採寸?してもらって手袋が買いたくなった。





結局30分ほど待って先輩の番、そしてその後15分ほど後に私の番が巡ってきた。

女主人はまるでハリーポッターに出てくる魔法の杖やさん(オリバンダー)のよう。まず「手首がすっかり出るくらいに腕をまくって」、そして「このクッションに肘をついて私の方に手を見せてちょうだい」と。

まるでお医者さんが聴診器で検診をするかのように真剣なまなざしで手に触れながら、手の厚みや指の長さ、手首の太さなどを調べた後で「ちょっと待って」と席を立つ女主人。


木の棚からサイズが微妙に違う、希望の色身の手袋を出してくれる。私のリクエストは、黒か焦げ茶でカシミア100%の裏地が付いた、暖かいもの。

「そのまま肘を置いて指を伸ばして、手を開かずに」言われる通りに手を閉じて彼女の方に差し出すと、ひとつ選んだ手袋をうやうやしく私の手にかぶせる。指の間が少し浅い。チェックして女主人は「指がもう少し長い物を持ってくるわ」と再度、席を立つ。




先輩の話は本当で、O型の私が「ま、このくらいでいいんじゃないの〜」なんて思っても、彼女は妥協しない。「指を開いたり閉じたりしてみて」とか「手首を回してみて」と指示してくれながら、手袋のフィット感をしっかり確認して、更に合いそうなものを棚から出してくれる。すごい。


本当に合う手袋というのは、まるでもうひとつの皮膚のような気持ちになることをMurielの手袋で初めて知った。外側の柔らかく輝く革と、内側のカシミアがぴたっとくる、この感じ。年月と共にますますなじんで心地よい。




そうやって出会った手袋は、選び抜かれて私のもとに来てくれたという思い出と一緒に、今年も活躍してくれることだろう。


******お店の情報はこちらです******

Gant Muriel
4 Rue Saussaies 75008 Paris

マドレーヌ広場から行くと、Royale通りを右折し
Faubourg St. Honore通りに入り、Hermesなど
通過した後、五叉路が出てくるのでそこを右折。
そう遠くない右側にあります。
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by maikojazz | 2010-11-10 17:07 | 旅先; 西ヨーロッパ
南仏ニースからはるばる電車で、イタリアのミラノに移動する日。
Hotel Les cigalesのご主人と奥様にお礼を言い、再びNice駅へ向かう。SNCFのサロン(JRでいうところのびゅう、でももっとソファとかがあってコーヒーの出ないスターバックスのような場所)で前もって買っておいたチケットがあるので、遅れないように急ぎ足でプラットフォームへ。良かった、まだ出発3分前。



コンパートメントの番号を探して、先に来ていたマダムに「Bonjour」とご挨拶。重いスーツケースをマダムに手伝ってもらって頭上の棚に載せ、膝には「Harry Potter and the order of Phoenix」とミネラルウォーターのボトル。出発時間を過ぎた頃にもう一人、だいぶ年配の女性がやってきて3人が座るコンパートメントはなんとなくおしゃべりが弾みそうな雰囲気に...


結局、その電車は予定より10分ほど遅れて発車した上に、車内放送は(当然といえば当然なのだけど)早口のフランス語とイタリア語だったので、終点ミラノへは何時に着くのか見当が付かない。さっそくお隣のマダムに「すみません、あまりフランス語が得意じゃないんだけど何時にミラノに着くって言ってました?」と聞いてみた。「17時40分ですって」... チケットに書かれた時刻は17:15だった。ま、急いでいる訳じゃないからいいか。


「...それ、 面白いの?」私の読んでいたハリーポッターの本を指してマダムが聞いたことがきっかけで、なんとなく私たち3人は(思った通り)おしゃべりを始めた。「そうですね、子供向けの本と言われているけれど大人でも十分に面白いと思います」すると年配のほうのご婦人が「私の孫たちが夢中で読んでいるよ」と笑う。「ところであなたはなに人?」「日本人です」

... そうしてしばらくおしゃべりが続く。フランス語で返すには難しすぎる複雑な文化(なんと、乳母捨て山について!)の質問までされて、英語で返したけどちょっと通じてなかったかな...





フランスから一度モナコに入り、イタリアの国境を超えて最初の駅、Ventimigliaに着いた。
ここで電車のクルーが変わったのか、何か手続きがあったのか10分ほど停車。車内販売のおばちゃんはイタリア語(当然か)。「カプチーノをひとつ下さい」「Si」と、私も慣れないイタリア語で会話してみる。

ちょっとうとうとしたり、目覚めておしゃべりしたり、本を読んだりして時間はゆっくり過ぎていく。このゆったり感は飛行機では味わえない。疲れるけれど優しい気持ちになれるような。


Genovaの駅でもまたゆっくり15分ほどの停車。何人かの乗客が電車を降りてゆったり外で誰かと話している。あれ?降りる訳じゃなくてただの休憩?
Genovaと言えばナカタ(サッカーの、元選手)だなあとぼんやり思ってみて、マダムたちに聞いてみるけれど残念ながら誰もサッカーに詳しくなく、知っている人はいなかった。

NiceからGenovaまではずっと海沿いを走るので、車窓からはきらきら輝く海と飛び交うカモメなんかが見えていた。しかしGenovaからMilanoは、大きな街と街の間にあるのどかな田舎町ばかりが見える。



Niceから5時間半以上かかってMilanoに到着すると、もう夜だった。私が探せなかっただけなのか、駅は大きいのにエスカレーターなど一切なく、重いスーツケースを引きずって階段を登り降り。やっとこ外に出て、駅前のタクシーを拾ってホテルへ。






(ここまで書くのに1ヶ月かけてしまった私... 次回はもう少し間を空けずに更新できますように。。)
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by maikojazz | 2010-08-23 13:08 | 旅先; 西ヨーロッパ
(前回からの続きです)

そうやって到着したニース。2泊の間に色々な所にお散歩をした。


Promenade des Anglaisから旧市街に入り、迷路のようにくねくねした路地(ひさしをつけているせいもあり、薄暗い)を歩く。南仏らしい陶器の黄色やグリーン、ブルーが可愛いお店。南仏のトレードマーク?のせみ模様バッグやふきんが並んでいる。

オリーブの量り売り、オリーブの形をしたチョコレート、マルセイユの石けん。所狭しと並ぶ店先には、観光客も地元の人々もお買い物に来てあれこれ品定め。



サラヤ広場に出る。
店じまいを始めた花市場の脇に、パリに行ったら朝昼晩問わずに毎回のように足を運ぶベーカリー兼カフェ「Le Pain Quotudien」を見つけた。ここではサラダを頼むとおかわり自由でパンが付いてくる上に、朝食の時間帯は数種類のジャムが自由に楽しめる。色の薄い木目のカントリー風店内にはパンとコーヒーと、ほのかな木の香りが漂っていて、それがとても落ち着く。

ここでカフェクレームとケーキを食べて、エナジー補給完了。この日はシャガール美術館に行きたいと思っていたので、ホテルで教えてもらったバスに乗って丘の上の美術館へ。




運転手さんにフランス語で「すみません、シャガール美術館に行きたいので降りる場所を教えて頂けますか」と頼み、後ろの方の席へ。窓から街を眺め、歩く人々を眺める。20分ほど乗って「こんなとこで迷ったらもう帰れないかも」と心配になるくらい街から外れたあたりでようやく運転手さんが「マドモアゼル、ここだよ」と知らせてくれた。ほ。

多分こっち、と見当をつけ、すれ違う人に「シャガール美術館はどちらですか?」と聞きながら美術館に到着。ここはシャガールが旧約聖書のイメージをいくつも絵画に残し、聖堂のステンドグラスとグランドピアノの蓋の裏側(つまり、蓋を開けた時に少しだけ見える場所)も手がけた、唯一無二の美術館だ。良く手入れされた庭にはオリーブの木が生えていて、太陽と風をたくさん受けて輝く姿が印象的な美術館。


じっくり1時間半以上を費やしてシャガールに浸る。ああ、もっとしっかり聖書の内容を知っていたらきっともっと違うものが受け取れるのに!ヨーロッパの宗教画を見るたびいつも思う。




すぐ近くにマティス美術館もあったので行こうと思いつつ、ぐったり疲れて今回はパス。
ホテルで教えてもらった町なかの旅行代理店で、次の日に移動するミラノまでの電車のチケットを受け取って、シンプルにパンとチーズ、少しのワインで夕食。ホテルの部屋で食べるのは少し味気ないので、浜辺で海を見ながら。寂しさと、自由さを味わいながら帰り道には葉書をたくさん買った。心の中にいる家族や友人たちを思ったら、ちょっと寂しくはなくなる。
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by maikojazz | 2010-07-19 15:35 | 旅先; 西ヨーロッパ
美しい街、Brightonに戻りましょう。

小石でできている浜辺には、メリーゴーラウンドもある。留学していた時に、ホストファミリーの孫が小さかった(確か3−4歳だった)ので、一緒に乗ったような気がする。

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海辺のメリーゴーラウンドなんて、あまりにも美しくて... 何度も訪れたし、連れていった友人や同僚たちも「これは... いいね!」と感動したり写真を撮りまくったりしてくれるのが誇らしい気分にもなる。






もうひとつ、美しいのがRoyal Pavilionと呼ばれる建物。

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(夕暮れの写真ですが、綺麗なのは分かって頂けるかな)

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これは、GeorgeⅣ世が建築させた、外側はインド風、中は中国風の瀟酒な館だ。

いまだにリンクの付け方が分からないので(すみません 笑)、こちらに参考URLを。
http://www.brighton-hove-rpml.org.uk/RoyalPavilion/Pages/home.aspx





裏側に回ると芝生の大きな庭がある。天気の良い週末なんかは大人気!
気をつけないと、たまに犬の落とし物が... ここで一度、誤って踏みつけたトラウマ。笑

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またある時は浜辺でゆったりサンドイッチでも食べて、お店を見たりThe Lanesと呼ばれる、迷路のように細かく巡らされた路地に迷い込んでみるのも楽しい。とにかくこの寛容でセンスがよくて、学生もアーティストも多いこの街で一時期を過ごせた私は幸せだと思う。留学が終わっても何度も訪れてしまう魅力、少しはご紹介できただろうか。
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by maikojazz | 2010-02-22 14:56 | 旅先; 西ヨーロッパ
色々な意味で開放的なBrightonのビーチでは、お土産屋さんでもユニークなカードが売っている。


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「年は取るかもだけど成長はしないのよね」的な。。


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「聞こえないわけじゃないの、無視してるだけ」とな。。。

どちらも、中年以降のおじさんがワイフに向かってこっそり言ってそうなフレーズ。
ちょっと皮肉な冗談が好きなイギリス人のユーモア、私もけっこう好きです。。





そんなBrightonで年に何度か、Fun runと呼ばれるマラソン大会のようなものが開催される。
これは仮装パレードの延長?みたいにふざけたものが多い。


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このくらいならいけど、ちょっとこれは...という裸同然の体いっぱいに水色の塗料を塗った人もいたりする。微妙なので、写真は載せないでおこうかな(笑)。





クリスマスの時期には、Father Christmas(サンタクロースのことを、イギリスではこう呼ぶ)の格好でfun runをする。こうしてイベントがたくさん開催されて見物客もたくさん訪れるBrightonって、楽しい街だとつくづく思う。地元の人だけでなく近郊都市からも訪れる人がいるわけだから、経済的にも効果があるだろうし。

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これとはちょっと違うけれど、「車をなくそうキャンペーン」?の時は、なぜかみんな裸で自転車に乗ってデモのようなことをしていた。




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こんなにたくさんの人が裸でいたら、恥ずかしくないかも。でもなぜ裸?
こうして考えると、こっちの人たちは裸になることが好きなような...



はめを外さないように?ちゃんと警察がところどころで待機。

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というわけで、次回は「美しい街Brighton」のご紹介に戻ります。
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by maikojazz | 2010-02-15 13:11 | 旅先; 西ヨーロッパ
大学3年の時にちょっとの間、住んでいた街のことをご紹介。


Londonから快速電車で30分ちょっと南下すると、HoveとBrightonという海辺の街がある。
ここの浜辺は砂ではなく、小石でできているので波打ち際に行くと「カラカラ.... 」という、何とも言えず美しく優しい音が聞こえる。長く座ってるとお尻が痛くなるのも特徴だ(笑)。



夏のビーチはこんなふうに、Londonや近くの街からも訪れる人でいっぱい。

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そしてこの海辺のハイライト?として、pier(桟橋)がある。
以前はもっとたくさんあったのが、今も使われているのはBrighton Pier一本を残して廃墟状態なのが残念だ。


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まあ廃墟もそれはそれで、雰囲気のある写真が撮れるスポットだったりもするのだけど。

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Brightonはこの海辺に象徴される独特の開放感が有名で、浜辺にステージを設置して波音と風をスパイスに、バンドのライブがあったり、ゲイパレードがあったりカーニヴァルがあったり。アーティストが多く住むエリア(そしておしゃれなバーも!)あってとても楽しい。そのひとつ、fun runと呼ばれるビーチサイドのマラソンを、次回にご紹介。
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by maikojazz | 2010-02-09 14:19 | 旅先; 西ヨーロッパ
Parisには思い出がありすぎて、そして思い入れが深いので今まで書きたくてもまとまらずに書けなかった。けれど、溜め込んでもなんなので少しずつ書いていこうかと思う。



Parisに行ったら必ず買うものがある。

それは、大好きなショコラティエール「Jean-Paul Hevin」のチョコレート。
日本にも数カ所あるけれど、私のこのお気に入りは日本には売っていない。

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本名?は実は分からないのだが、4種類のチーズの味と香りを閉じ込めた中身をダークチョコレートで包み、更にそれぞれ違ったハーブやナッツを表面に少量落としたものだ。

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昔からチョコレートの大好きなMJで知られていたけれど、これを食べてからはチョコレートの概念が変わってしまったくらい、とにかく美味しく官能的で口にするたびに感動を呼ぶ食べ物。大人のチョコレート。本当はブログに書かず秘密にしたいくらい、大好きだ(笑)。



これをちょっぴりかじって、シャンパンをぐいっと...。その感動たるや。ちなみに赤ワインにも、夜景にも合う(笑)。


Jean-Paul Hevin(ジャンポール・エヴァン)
Paris市内に数店舗あるので、もしパリに行って愛する人へのお土産に迷ったら、ぜひ。
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by maikojazz | 2010-02-02 16:32 | 旅先; 西ヨーロッパ
そうして、おのおの興味のある塔のあれこれを見学。

ここでひとつ、問題?が。
実際に処刑に使われた器具を展示するコーナーや、政治犯を幽閉して処刑待ちさせた牢獄、そしてハロウィーンの原型とも言われる「ガイ・フォークス」のお祭りの起源を説明するおどろおどろしい展示なども見学したけれど。。。なんだか背筋が凍る、というか重い気持ちになってしまった。空気が明らかに違うのだ。

「ね、なんか怖い」私は思わず大きなおじさんpilot Rの腕を掴んだ。するとRはさらに怖がらせるように「Maybe, you can feel it」と目を見開く。いやいや、別に私は幽霊とかなんとかをむやみやたらに信じるわけではないのだけど、、、実際に何となくいる、ようなかすかな冷たい空気の重みを感じたのだった。




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本当のところはもちろん分からないけれど、不気味さの残る見学だったことには間違いない。
そしてその不気味さを増長するかのように、外にはたくさんのカラスが飼われていた。説明によると、ある時代に、疫病や汚染などを心配した人たちがカラスの駆除をしようと占い師に相談したところ、占い師は「カラスを駆除するとロンドン塔が滅びる。ロンドン塔が滅びると英国が滅びる」と予言したそう。そんなわけで今でもこのカラスたちはここにいるそうだ。







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幽霊に連れ去られる事もなく無事に(?)ロンドンタワー橋(Tower bridge)まで辿り着いた私たち。夕方の始まりの空をバックに、橋を眺めたり写真を撮ったり。そうしてバッキンガム宮殿方面に戻り、美しい夕暮れの中で今度は宮殿を眺めた。




97年に留学していた時にちょうどダイアナ妃が亡くなって、英国中は驚きと悲しみに包まれていた。彼女が住んでいたケンジントン宮殿も、このバッキンガム宮殿も恋人だったDodi氏の父上が経営するHarrodsの前も、花束とカードの山で。何メートル、何十メートルと続く追悼の花束や風船、小さな幕に寄せ書きをした思いたちに圧倒されたっけ。お葬式の日には黒い服の人々がぞろぞろと棺が運ばれる車が通る道沿いに集まって彼女に別れを告げ、更にはハイドパークでのお葬式中継を泣きながら観ていた。(その後の地下鉄は大混雑で、私は1時間以上歩いてホテルまで帰ったのだった。)そんな風に国民に愛されたダイアナ妃って、月並みな言葉だけれどすごい人だな、と思った。


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この他にもピカデリー・サーカスからリージェント通りを歩いてウィンドウショッピングを楽しんだり、パブで美味しい地元のビールを飲んだりして3人のcrewはホテルに戻った。「あと一日、ここでお休みだったらもっと観光できたのにね」なんて、諦めの笑顔で。ま、いつでも戻れるように見たい場所は残しておくのがいいのかな?
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by maikojazz | 2009-09-07 00:13 | 旅先; 西ヨーロッパ
西ヨーロッパ数カ所を毎日のようにフライトするtripにて。
成田からロンドンに向かう機内、オーストラリア人のpilot Bがギャレイで作業する私に寄って来て言う。「僕、実はロンドン観光をしたことがないんだ。MJ、明日はいかにもロンドン!っていう場所に連れてってよ」

「いかにもロンドン... 色々思いつくけど、好みがあるだろうし、逆にこれだけは!っていう場所はあるの?」考えながら聞くと、本当にベタに「ロンドン塔と、バッキンガム宮殿」という返事が返って来た。なるほど。「多分、ホテルからバッキンガム宮殿はすぐそばだから、まずはロンドン塔を見学しましょうか」と提案し、もう一人のpilotと一緒に翌日早めの出発をプランすることに。



次の日は、9日間のtripで唯一オフ。Mayfair地区のホテルから出てすぐカフェで遅めの朝食を取ってから、バスでロンドン塔方面へ。二階建てバスの二階、最前列の席に座っておのぼりさんぽく街を眺めながら移動する。曇天が常のロンドンの空はこの日も例外なく灰色で、でもロンドン塔見学にはいいムードだね、なんて笑う。適当にこのへん、と降りてから更にちょっと歩いてロンドン塔に到着。入場料15ポンドを払って中へ。


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パンフレットを片手に写真撮影なんかもしながら歩く。角を曲がると、身体と声のとても大きな守衛さんが「Welcome to Tower of London! ここで施設のことを少し説明しよう」と説明を開始。子供たちのグループが面白がって寄ってくる脇で、私たちも彼の説明を聞く事に。

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「向こうに見えるのが○○タワー、△△が入っておる。あそこには時計台がある、あのタワーは何だか分かるか? ...最後に見るであろう□□タワーを過ぎると、反対側にかの有名なロンドン橋だ。この不気味なタワーにいる幽霊たちが君を捕まえなければ、最後には美しいロンドン橋の風景を楽しむことができるだろう」と、子供たちを怖がらせるように大きく目を見開いて語る守衛さん。
「本当にいっぱい幽霊がいるらしいよ」と、隣で説明を聞いていたpilotがひじで私をせっつく。「ふふ、不思議はないよね」と私も静かに笑い返す。







学生の頃にBrightonに留学した頃から数えきれないほど何度もロンドンに来ていたのに、こうしてロンドン塔の観光をするのは初めてだった。塔はひとつではなくいくつもの塔がそれぞれ名前を持って存在してるのね... と歩きながら感心する。ここはもともとは英国王室の住居であり、造幣局や天文台としても機能し、のちには政治犯などを幽閉し処刑する処刑場でもあった。同時に軍隊の武器を保存する倉庫塔も(MJにはあまり興味のない分野だったけれど、オーストラリア空軍出身のpilotsは時間をかけてゆーっくり熱心に見学していた)。




「私はここをゆっくり見たいから、1時間後に待ち合わせね!」と、pilotsと一旦別れて一人で歩く。輝かしい宝石ばかりが集められた美しい博物館のような塔で、歴代のお妃さまや女王さまが実際に身につけたというティアラや首飾り、そして世界最大のカットという「The Great Star of Africa(偉大なアフリカの星)」カリナン一世を見学。こんなに大きなダイヤモンドが存在するなんて... さすがに展示品はレプリカなのかも知れないけれど。
薄暗く紺色のビロードで囲まれた厳かな雰囲気の部屋で、見事に輝く大きな宝石ばかりを眺めていたら自分の瞳もキラキラになっちゃうような気持ちになった(笑)。




(次回に続きます)
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by maikojazz | 2009-08-31 17:56 | 旅先; 西ヨーロッパ