Private jetフライトアテンダントとして地球のあちこちを旅するMJのつれづれ日記。***すべての文章、画像の権利はMJにあり、無断転載を禁止します。***   お問い合わせはmaikojazz*excite.co.jpまで。


by maikojazz

カテゴリ:旅先; 中南米( 11 )

「イグアスの滝ツアーに行ったら、ブラジル側に野鳥園みたいなとこがあるから」とお勧めされて訪ねてみたのが、ここ。

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正直なところ、ここに来るまでは、さほど鳥には興味がなかった。
なので見学は時間が余ったらでいいやーと心に留めていたら、見事に1時間ほど空いたのでガイドさんに聞いてみた。「あの、綺麗な野鳥園があるって聞いたんだけど、近い?」幸運なことに滝ツアーをした場所からホテルに戻る途中だというので、そしてpilotsも見てみたいと言ってくれたので寄ってみることに。





最初に、綺麗なピンクのフラミンゴたち。

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鏡をおいて彼ら自身の姿を映しているのは、フラミンゴは繊細なので「大勢の中にいる」感覚を持たせることで安心するから。ちょっといじわるをして「違うよー鏡だよー」と、日本語で(しかも小声で)言ってみたけど、もちろん彼らは気づかなかった。(気づかれなくてよかったけどね!)優雅に水浴びをしたり休んでいたりしていた。






園内のうち半分ほどのスペースで、鳥たちは放し飼いだったので、一箇所に集中して写真を撮っていると実はすぐ後ろにとびきりかわいい鳥がいたりするのだった。嬉しいサプライズ。



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こんな鋭角なくちばしを持った鳥、白じゃなかったら怖いよな... 赤とか模様つきだったら。





ターコイズブルーは昔から好きな色だ。従って、くじゃくも好き。(単純)


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しばらく足を止めて、その姿に見とれていると「こっちもかまってよ!」と言わんばかりにツッカーノが後ろにいたりする。プレゼントを持って来てくれたらしい。(石?)


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見上げると、赤い鳥たちが木に停まって休んでいる。

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みんなで、安心して眠る姿はどんな生き物でもほっとするのはなぜだろう。

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この野鳥園を出る頃にはすっかり、鳥好きになっていた。
ちなみに出口付近では「ヘビと触れ合うコーナー」があり、さらさらの身体に触れた後、腕に巻かせてもらったりもした。私らしくないけれど、おかげでイグアスの野鳥園は2008年に訪れた観光のベスト5に入っている。
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by maikojazz | 2008-12-21 01:23 | 旅先; 中南米
そんなこんなで、足下を注意深く見て手すりを掴みながら滝口に向かって降りていく私たち。ところどころに面白いものを見る。


「二人の姉妹」という名前の滝。
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Coati(コアティ)という、あらいぐまみたいな動物に注意、の看板。
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「彼らに注意!噛み付いてきますよ。彼らの前では食べ物を隠して下さい」とな。




ちなみにこの動物、ホテルの脇でたくさん見たけどね。しっぽがかわいい。
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そうして、滝口へ。上から見た風景と、
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下から見るのは全然違う。滝の下は水が落ちて行く音が... 更に心に響く。
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ガイドさんにカッパを渡される。そのくらい、近くはしぶきがかかるのだ。そしてボートに乗って滝ツアー(ってもうしてるんだけど、目の前まで行くやつ)に出ようということになった。

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「ボートは揺れるけど、酔いやすくないですか?大丈夫?」と聞かれ、「大丈夫です。揺れには慣れてますから私たち」と自嘲気味に答える私。ライフベスト着用のち、いざボートに乗り込んだ。



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「だいぶ揺れます。そして水しぶきがかかるので、防水でないカメラは注意して下さい」と大声で呼びかける(スペイン語と英語の2カ国語)船頭さん。確かに、ばしゃばしゃ水がかかるしびっくりするほど揺れる。三半器官の弱い人だったら、滝の麓に住む魚たちにえさを与えられちゃうくらいだ(汗)。

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揺れというものにも慣れがあることを再確認。周りの観光客たちが「おおーぅ」と揺れに動揺しているすきに私は、虹を発見して撮影する余力があったのだから(笑)。

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そんなふうにして、私たちは大いにこのイグアスの滝を楽しんだ。
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by maikojazz | 2008-12-17 23:24 | 旅先; 中南米
世界で一番大きな滝、イグアスの滝。それがあるのはブラジルだと思っていたら、3つの国(ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ)にまたがって存在するということをブラジルに着いてから知った。

Foz do Iguacu (cの下にはニョロっとした記号ね)のホテルで手配した半日ツアーでは、アルゼンチン側に移動して滝を鑑賞するために「必ずパスポートを持って来て」とのことだった。ボックスカーに乗り込み、1時間近く走って国境を渡る。本当の国境は川を渡っている途中にあるのだけれど、そこで橋の色が黄色 x 緑のブラジルカラーから水色 x 白のアルゼンチンカラーに変わるので「あ、国を超えたね!」の瞬間が分かる。川を渡ったところに入国管理局がある。


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国を超えての半日観光、なんて初めてで嬉しい。パスポートにはきちんと「アルゼンチン」のスタンプが押されたのも、記念っぽくて。






当然だけれど、言語はポルトガル語からスペイン語に変わる。


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見慣れない緑を楽しみながら少し歩いて、いよいよ滝のゾーンへ。
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どどどどーっという轟音がどんどん近くなってくる。地響きにも似たすごいウーハーを感じながら、滝口に近づくべく歩みを進める。「湿ってて滑るから、気を付けて」マークを心に留めつつ。

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(次回に続きます。)
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by maikojazz | 2008-12-14 21:52 | 旅先; 中南米
住居としても魅力的なこのゴム男爵(あとで聞いたらイギリス人とのこと)の博物館は、管理人家族が実際に隣の建物に住んで手入れをしているそう。3匹の猫とたくさんの鶏と、一匹の犬が一緒。


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こんな巨大な川に囲まれた暮らしというのはどういうものなのだろう。水や魚には困らない分、物資のやりとりには難儀もあっただろうな。虫なんかにも悩まされたかも。それでもヨーロッパからは当時、ゴムで儲けることを夢見てたくさんの人がやって来たという。


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... 平和な気持ちで見学を終え、船着き場に戻ると。運転手さんがガイドのアニルソンにポルトガル語で何やら訴えている。困った様子。「できない」という単語だけは聞き取れた。なんと、帰るための大切な手段であるボートが壊れたようだ!!
博物館の人たちに電話を借りて、どこかに電話しているアニルソン。Pilotの1人と私は焦りつつも冗談で「どこで寝る?」「夜も暑いだろうね、あそこがいいな」「あーだめだよ、そこじゃ夜行性のジャガーに食べられちゃうから」なんて話し始める。



20分後、この地域で生活している人たちの公共交通機関のような、乗り合い船が到着した。帰りはこれでアニルソン共々帰ることに。振り返って、博物館にさようなら。

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地元の人たちと乗り合いするなんてハプニング、今思うと逆にラッキーだったのかな?
観光ツアーだけでは決して覗くことのできない本当の町の生活を垣間みることができたのだから。

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いくつか目の停留所で、小さな男の子が母親に連れられて乗り込んで来た。その後にはちょっとちゃらちゃらした感じの男の人(ってちょっと失礼だけど)。みんなが大人しく、夕暮れの反射が広がる水面を見つめてひとつの船に乗っている。たった少しの時間だけ、静かで美しいものを共有している人たちを乗せた小さな船。

私も真似て、暖かい風に吹かれながらひたすら外を眺めた。


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by maikojazz | 2008-12-09 15:49 | 旅先; 中南米
**ブラジルシリーズに戻って参りました!**

マナウスの市場などを見学した日の午後は、アマゾン川を船で渡り「Rubber baron(直訳するとゴム男爵)」と呼ばれる人の邸宅を見学した。船に揺られること約45分。途中で、川の中流に浮かんだ船専用のガソリンスタンドに立ち寄る!

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川ということを忘れてしまうほど広いアマゾン川。海でないことを知るために、一応両岸を確認。


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(よし、遠いけど岸がある)




Pilotの一人と「ここで船が壊れたらどうするか」を冗談めいて話し合う。「あっちの岸までは多分300mくらいだから、浮き具があれば泳げる」という彼に「ワニやピラニアに食べられなければね!」と私が笑う。アマゾンにはどんな動物がいても不思議ではない。そのくらいジャングルは生い茂り、川は底深く黒々としている。
その会話を聞いたガイドのアニルソンが「大丈夫、アマゾンは食べるものが豊富だから、ピラニアはそこまでおなか空いてないはず!」と更に笑う。


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そうして到着したのが、Rubber baronの邸宅を再現した博物館。マナウスのゴムという資源に注目し、タイヤや工場のベルトに使われるべくヨーロッパをはじめ世界中に輸出した最初の人のおうちだという。Museumと言っても、すぐにまたこの家に住むことができそうな感じ。

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(左が輸出するもののリスト、右が輸入リスト。当時の需要と供給がこんな風になってたのかーとフムフム)







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これがゴムのロール。作り方を詳しく聞くことに。




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まず、ゴムの木に切り目を付けて樹液を貯める。この小さなカップいっぱいになるまでにだいたい5時間ほど。



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それをこの作業小屋に運び、火の上で雪だるま方式にぐるぐると大きなロールにしていくのだそう。


これが今でも、日本企業はもちろん世界中のゴムタイヤに使われているという。

(次回に続きます)
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by maikojazz | 2008-12-06 00:18 | 旅先; 中南米
バナナ市場を抜けて、私たちは次のセクションに進む。


少しラテンの言語をかじっている人ならすぐに分かる。さつまいも。
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「これは有名なものの原料だけど、何だか分かる?」とガイドのアニルソン。実を食べてみる。バターのようにねっとりとした食感。「分かった!カカオ!!」チョコレート大好きな私だけに。その通り、カカオバターの原料となるカカオの、生の姿がこれ。









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ガラナやはちみつや穀物のコーナーを抜けて、今度は精肉/鮮魚コーナーへ。





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アマゾン川で獲れる魚たちは大きくてごつい。
このように、魚に細かい切れ目を入れて売っている。小骨を細かく砕く技術のコンテストまで開かれるとのこと。






市場を抜けて裏側に出たところに、カフェが存在する。働く人たちが軽食やコーヒーを求めてここで一息つくのだろう。
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憧れ続けたブラジルという国の明るく強いエネルギーや、目のきらきらや、豊かな資源と共に生きる生活なんかを、ここでちょっとだけ覗けた気がした。


(一旦ここでBrasil編は休憩。次はおそらくtrip中に実況中継?です)
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by maikojazz | 2008-11-12 11:41 | 旅先; 中南米
私たちの観光ツアーは、とある公園から始まった。
ガイドのアニルソンが言う。「この噴水はフランスから、向こうの休憩小屋はイギリスから運ばれてきたんだ。マナウスにはあちこちにヨーロッパからきたものが存在する、それはここで天然ゴムが生産されて栄えたという歴史からなんだよ」


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なるほど。マナウス駅の脇には「これも全部、ヨーロッパから運ばれてきたんだ」という建物。一旦崩して、ひとつひとつまた組み立てたのかな?

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マナウス駅の喧噪から少し移動して、今度は中央市場へ。気温は37℃、動かなくてもじりじりと汗をかく。車内のエアコンがありがたい。市場の入り口では犬が... これが本当のカショホ・ケンチ(英語ではhot dog)?

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中に入ると一面、バナナ。こんな大量のバナナを見たのはもちろん初めてだ。


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冷たいココナツのジュースが売っている。迷わず「いっこ下さい!」お願いすると、大きなクーラーからココナツを出してその場で割って、ストローを挿してくれる。

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次のセクションに行く道には更なるバナナの山が...  トラック一台分。
驚いた時に思わず笑っちゃう、あの感じがよみがえる。ダイナミック。

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Havaianasのビーチサンダル。履きやすくておしゃれなので、6-7足は持っている。換算すると日本の半額くらいで売っているので迷ったけれど、荷物になるので今回は辞めておこう...と諦めた。



アニルソンが少し足早になって「さあ、こっからが面白いよ!」と私たちを促す。
市場はもちろん、バナナだけじゃないからね、と。


(次回へつづく)
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by maikojazz | 2008-11-10 14:55 | 旅先; 中南米
今回私たちが宿泊したのは、元Varig Brasil航空が所有していたTropical hotel。
アマゾン川に沿ったジャングル、つまり湿地帯なだけにホテルは全体的になんとなくカビ臭いような... 伝統的で重厚な造り、中庭には大きなプール、それに素晴らしい食事とお酒があることで、相殺としましょうか。


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お休みの一日、私たちcrewは観光ツアーを組んで出かけることとなった。
早起きしてたっぷり朝食をいただき、ロビー階に降りた時間は待ち合わせの10分前。この10分で私は裏庭へ出てみることにした。



裏庭に通じる廊下にはいかにもブラジルな絵画がかかっている!

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身体全体を使って、裏庭への重いドアを開く。
生い茂った木々が朝の日射しを遮る、心地よいひんやり感。



少し歩くと「Zoo」の表示が見えた。なになに?

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目の前にジャガーが。初めて見た。夜行性なだけに、朝はこんな感じで動かない。









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こちらはカピバラ。集団でもそもそ動き、何かを咀嚼しているようだ。子供も大人も。







あっという間に10分間が過ぎ、残念ながらこれで「Zoo」の見学は終わり。案内を見ると、猿やカラフルな鳥もいるようだ。ひとつのホテルだということをすっかり忘れるほどの、小さなジャングルがそこにあった。

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後ろ髪ひかれる思いもありつつ、観光ツアーにも大きな期待を抱いて、私は裏庭を後にした。



(次回へつづく)
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by maikojazz | 2008-11-08 15:08 | 旅先; 中南米
===今回から数回に分けて、愛しの国ブラジルについて書こうと思います。良かったらおつきあい下さい。 MJ ===


ブラジル。英語表記はBrazilだけど、本国ではBrasilだ。ブラジルを好きな人たちはBrasilと表記することを特別に思う。色鮮やかで、資源も食べ物も豊かな、魅力溢れるあの国にとびきりの愛情と敬意を持って。



Manausはブラジル北部、アマゾン川流域にある大きな都市。ヨーロッパの影響を多く受け、また日本人移民も多い港町だ。ここでは2泊。次のフライト先まではほんの1時間ほどなので、機内食を手配しなくてよい。一年を通して平均気温が28℃のこの地で、私は大いに滞在を楽しんだ。


スケールの大きなamazingな出来事たち。「地球って、すごい!」と思う体験。ブラジルにはそれらがたくさんある。Manausに着く前からさっそく私たちは、窓の外の光景に息をのんだ。温度と水質が異なる二つの川が混じらずに合流して、流れるさま。もちろん上空からしかこんな眺めを楽しむことはできない。(フライト中にお客様と一緒に窓にへばりついて感動し、写真を撮るcrewなんて、というツッコミはおいといて)


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到着してからすぐにpilotsとホテルのバーで飲む。お目当てはもちろん、カシャーサ(さとうきびを蒸留して作るお酒)とライムで作る、カイピリーニャ!


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この時、ラベルに惹かれて「これで作って下さい!」とリクエストしたカシャーサの名前はbeija- flor。日本名ハチドリ、お花(flor)にキスする(beija)からこんな名前、なんてかわいらしいのだろう。カウンターには20種類以上のカシャーサ。こんなに種類があるなんて知らなかった。ブラジル人にとってカシャーサは、ジンでありウォッカであり焼酎なのだろうか。しかし浮かれて飲み過ぎると容赦なくノックダウンされる恐ろしいお酒でもある。







ホテルの中庭を散歩すると、日本ではもうなかなか見ることのない、懐かしいサッカーゲームボードを発見。中庭に面するお部屋に泊まっていた私はその後何度も、水着のパンツ一枚のおじさんたちがビール片手にこのゲームに興じる姿を目にするのだった。
でも考えたら、ここまでサッカーが浸透している国だからこそ、逸材がばんばん出て来るんだろうな...


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(次回につづく)
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by maikojazz | 2008-11-06 23:06 | 旅先; 中南米
レコレータ墓地には財力のあるファミリーだけが入れるそうだ。しかし家族や子孫のケアだけで運営されるため、中にはホラー映画に出てきそうなほど朽ちた納骨堂も... そんなところを通ると体感温度が一気に3℃くらい下がる、気がする。


墓地を後にし、Mさんは私をすぐそばの教会へ案内してくれた。

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ここに祀られた聖母マリアさまは、ブエノスアイレスから列車またはバスで1時間半ほどの聖地ルハンから来たマリアさまとのこと。背中に後光がさして、女性らしい暖かみを感じる。

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教会を出た時、Mさんは私にこのルハンのマリアさまの細長いメダルをそっと握らせてくれた。アルゼンチンカラーである水色と白のストライプのリボンが付いた、直径2cmくらいのメダル。「私はこれをフライトの時にお守りにしてたの。でも、私はもう飛ばないから、今も飛んでいるMJにあげる」。
その不意な優しさに、心がぐぐっとなって涙が出そうだった。お礼を言ってポケットにしまう。これを大事に持っているうちは私は大丈夫な気がした。そしていつか、私が地上に降りた時には誰かに同じように渡すのかも知れない、と。







夕方が近づいてきた。早足でLa Boca(Caminito) と呼ばれる港町へ。
ここは、色とりどりの壁が有名。アーティストの卵たちが集まる場所で、あちこちにタンゴダンサーが踊っていたり、絵画やアートワークが置かれていたり。


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この壁は、決して初めからアート目的でカラフルに塗られたわけではないそうだ。アフリカやヨーロッパからの移民が最初に住み着いたこの町は貧しく、同じ色のペンキで壁を塗ることができなかった。そのために色々な余りペンキで壁を塗るうちに、カラフルになっていったのだという。

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ここでもちょっと歩くたびに男の人が「Bonita, 踊りを見て行かない?」とMさんに話しかける。足早に過ぎながら「結構よ。ダンサーなの」と答えるMさん。一人、ものすごーくしつこく誘うおじさんがいて、彼は私たちが通るたびにさあ踊ろうと腕を広げる。観念したMさんは苦笑い、バッグを私に預けて野外ステージへ。ほんの数ステップ、観客も私もみんなその華麗な姿に釘付け。空気が変わる瞬間を、初めて体験したかもしれない。
あんなにしつこかったおじさんは「参ったな」と言いたげな表情。自分はたいして踊れなかったのね。。。

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そんなハプニングもあり、カミニートを後にした私たちは、最後に世界で一番広い通り「7月9日通り」へ。片側9車線に、植樹され綺麗に緑の芝生が敷かれた歩道。信号は4つ、急いで渡らないと渡りきれない!


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大きな塔のモニュメント、オベディスク(オベリスク)はアルゼンチンの象徴。

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世界三大劇場のひとつ、コロン劇場は残念ながら改修工事中で中に入ることはできなかった。だいぶ夜も更けてきたので、そろそろお別れの時間。Mさんはタンゴの練習に、私は次の日のフライトに向けて休息を取らなければ。
スーパーマーケットでマテ茶などを買って、MさんとハグをしてBuenos Airesでの特別な一日にさよなら。また行きたいな...




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by maikojazz | 2008-10-16 08:41 | 旅先; 中南米