Private jetフライトアテンダントとして地球のあちこちを旅するMJのつれづれ日記。***すべての文章、画像の権利はMJにあり、無断転載を禁止します。***   お問い合わせはmaikojazz*excite.co.jpまで。


by maikojazz

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現在は「故宮博物院」として存在する紫禁城。英語だとForbidden city。
名前だけでもう、秘密めいた感じ満載で、うきうきする。

紫という色が高貴だからこの名前?と思いきや、北極星を含む星座の呼び方「紫微垣」が絶対中心・動かざる天による支配を表すことからきているのだそう。そして庶民の出入りが禁じられた宮殿、というわけで紫禁城。


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この石畳はなんと14世紀の建築当時からのものだそう。いい加減ぼこぼこだけれど、当時の人たちがひとつひとつ組んで完成させた(それも信じられないほどのスピードで)ことを思うと、感慨深い。









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このおおきな瓶を抑える台には、穴が空いている。極寒の冬に水が凍らないよう、番人が夜中この瓶の下にまきをくべ、火事などのいざという時に使えるようにしていたそうな。世界一大きな宮殿と言われる紫禁城のあちこちにこの瓶があることを思うと... 何百もの人がこの瓶の番人として働いていたことだろう。それだけでスケールの大きさが分かる。








皇帝がトップなのは当然だけれど、宮殿に仕える人にも、もちろんランクがある。
見分け方の一つに、その人の住居の屋根に付く「守護神」の数があるという。

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ということは、上の写真を住居にしている使用人Aさんは、下の写真を住居にする使用人Bさんよりも位が低いということだ。






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中国語で「黄」は、「皇」という発音と同じ、またはとても似通っているそう。そのことから、紫禁城の屋根や護りの獅子は全て黄色に塗られたという話を聞いた。

なるほど、物事には色々意味があるんだな。







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最後に、ラストエンペラーこと「溥儀(ふぎ)」と最初の妻が住んだという住居を覗く。
最終的に5人の妻のうち、誰が一番愛されて、誰が一番幸せだったんだろう。。。
なんなら妻だけじゃなく男性の恋人もいたということだしなあ。。。うーむ。













外壁と宮殿の間を通って外に出ると、美しいお堀がぐるりと紫禁城を巡る。
そんな内側のいざこざは我関せずとでも言うかのように、お堀の水面はとても穏やかだった。


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by maikojazz | 2008-10-30 17:47 | 旅先; 東アジア
10月だというのに、着陸前に見た地面は真っ白。さすがロシア。
到着してドアを開けると一気に冷たい空気が流れてきて、吐く息が白くなる。地上係員は厚手のコートにもちろん帽子と手袋。「寒いですね!」と言うと「今日はだいぶ温かかったんだよ。いまはマイナス10℃だけど、日中はプラスだったから」。

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飛行機の最後部にあるカーゴルーム(荷物を置くスペース。後方化粧室からアクセスできる)で急遽スーツケースを開き、マフラーとジャージを引っ張りだす。制服ジャケットの下にジャージを着用。マフラーは三重巻き。Pilotたちはそんな私を見て「おお、暖かそうだねぇ」と笑う。
空港バスは入国審査もせずにそのままホテルに連れて行ってくれた。



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次の朝には出発というタイトなスケジュールだったため、宿泊ホテルは空港の目の前。


チェックアウトをして外に出てみたら、なんと猫ちゃんが待って?いた。


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しかもこのコは以前一緒に暮らしていたJAZZくんにそっくり。ほわほわの長毛は考えてみたら、寒いところの猫って感じがしますな。



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一生懸命に気を惹こうと猫の好きそうな音を出してみたり、近づいてみたり停まってみたりしたけれど猫はあくまでもマイペースで、翻弄される私をせせら笑うかのように狭いスペースに入り込んではこちらをちらっと見る。「来れるなら、来れば?」
絶対に触れられないだろうことは分かっていたけれど、よおし、行ってやろうじゃないの〜と思った時に、pilotたちが「行くよー」と私を呼ぶ。





私たちがホテルの外に出ると、猫も柵の外に来た。
なんとなく、見送ってくれてる???そんな態度が愛猫家の心を甘く締め付ける。



... 後ろ髪ひかれる思いでターミナルへ。そして私たちはまた旅を続ける。

猫は今でもあのホテルの脇で誰かを翻弄しているのだろうか。
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by maikojazz | 2008-10-26 12:58 | 旅先; 東ヨーロッパ

第十九回 Perth, Australia

オーストラリア大陸の西側に来たのは初めてだ。高校の時にSydneyとその近郊で1週間ほどの現地交流プログラムに参加したことはあったけれど。

この時はまた変わったルートで、6日間でSingaporeからSydney、Perth、Singapore、Dubaiと移動した。しかもたった1人のお客様を乗せて。機内での会話の中でそのお客様が話してくれたことには「うちの自家用ジェットは2機あるんだけどね、今回はたまたま家族が両方使うというから、じゃあ僕がチャーターするよって言ったんだ。この飛行機は過ごしやすいからよかったよ」。。。この世にはそういう人が沢山いるということを、改めて思い知った一瞬。





さて、Perthに到着する前。ふと外を見るとエメラルド色の海が広がっていた。

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じゃあまた明日、とお客様を見送って機内の片付けと清掃を終え、私たちもホテルに向かう。送迎の車の中から不思議なタワー?が見えたのでドライバーさんに尋ねると「あれはね、世界で一番大きな楽器だよ」...


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フライト後の疲れた耳が聞き間違えたのかと思ったけれど、話をきいてみると実際に楽器だった。Swan bellsまたはBell towerと呼ばれるこれは、建国200年の記念にロンドンの教会で使われていたものをはるばる海を越えて贈られてきたとのこと。イギリス人を祖先に持つ人が多いこの地では、他にもイギリスっぽい建物がたくさんだ。



Pilotの1人と街を散策。このpilotは行く場所行く場所で「思い出に」とTシャツを買うのだけれど、いつも微妙〜な(ごめん)チョイスをしては満足そうに私に見せてくれる。そしてたまに「こないだの○○で買ったTシャツ」とうきうき着ている。60歳くらいのおじさんのやることなので、かわいいと言えばかわいいのだけれど...




ホテルから歩く途中に、とてもオーストラリアなものに出会う。

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きゃあきゃあとお互い写真を撮って、調子に乗ってカンガルーにまたがってみたりしてから街なかでお買い物。1時間半ほど歩き、疲れたのでカフェで休憩することに。ヌガーとカプチーノを注文。このヌガーがとっても美味しかった!

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そうこうしているうちに、夕方に。ホテルに戻る途中の遊歩道からは川べりと向こう岸の町並みとが見事に調和していた。「世界一住みやすい町」だけに、治安だけでなく自然もレベルが高い。

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ホテルのエントランスを通って、気づいた。
この象たちがもしカンガルーだったら... 私はもっとこのホテルを好きになったかも。

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by maikojazz | 2008-10-22 14:05 | 旅先; オセアニア

第十八回 Khao Lak, Thailand

お気に入りのビーチを3つあげるとしたら。
モルディヴ、Khao Lak 、あとは... どこだろう(笑)。考えておく。

Khao Lakはプーケット空港から1時間ほど車で移動したところにある静かな町だ。
私たちが宿泊したのはThe Sarojinというリゾート。



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あれ?と、気づいた方もいるかもしれない。この写真は右のプロフィール写真だ。
まだ日本人にはさほど知られていないらしく、滞在中のダイニングやサロンでは広東語やイギリス英語、フランス語を耳にした。






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穏やかな時間が、とにかくゆっくり流れていく。太陽の動きを追うようにビーチに出たり室内で静かに本を読んだり。なにもしないことを楽しむのが得意なヨーロピアンを真似て、ただ横たわってビールを飲みながら空を眺めたりもする。





旅をしたら、常にその土地のビールを楽しむ。たまに「あれっ」というのがあるけれど、だいたい地元のビールは安いうえに美味しい。これはChang beer。

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朝の散歩で、驚いたことがあった。
砂浜を見ると一面に縄文土器の表面のような模様が描かれていて、一体なんだろう、といぶかしく見つめていたら...


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目のはじを当アーティストが通行。なんと、やどかりの歩いた跡だった。
夜のうちに活動していたのですな。




人間の歩く跡は、やどかりに比べたら大きいいっぽ。
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夕方の散歩と夜の食事を終えて部屋に戻る頃には、あたりにはすっかり暗闇が広がる。
都会で高層ビルの灯りを眺める生活から一転、暗くなったら眠ると、朝ちゃんと目覚める。自然の中でたまに自分をリセットする。そんな旅もいい。
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by maikojazz | 2008-10-19 21:36 | 旅先; 東南アジア
レコレータ墓地には財力のあるファミリーだけが入れるそうだ。しかし家族や子孫のケアだけで運営されるため、中にはホラー映画に出てきそうなほど朽ちた納骨堂も... そんなところを通ると体感温度が一気に3℃くらい下がる、気がする。


墓地を後にし、Mさんは私をすぐそばの教会へ案内してくれた。

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ここに祀られた聖母マリアさまは、ブエノスアイレスから列車またはバスで1時間半ほどの聖地ルハンから来たマリアさまとのこと。背中に後光がさして、女性らしい暖かみを感じる。

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教会を出た時、Mさんは私にこのルハンのマリアさまの細長いメダルをそっと握らせてくれた。アルゼンチンカラーである水色と白のストライプのリボンが付いた、直径2cmくらいのメダル。「私はこれをフライトの時にお守りにしてたの。でも、私はもう飛ばないから、今も飛んでいるMJにあげる」。
その不意な優しさに、心がぐぐっとなって涙が出そうだった。お礼を言ってポケットにしまう。これを大事に持っているうちは私は大丈夫な気がした。そしていつか、私が地上に降りた時には誰かに同じように渡すのかも知れない、と。







夕方が近づいてきた。早足でLa Boca(Caminito) と呼ばれる港町へ。
ここは、色とりどりの壁が有名。アーティストの卵たちが集まる場所で、あちこちにタンゴダンサーが踊っていたり、絵画やアートワークが置かれていたり。


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この壁は、決して初めからアート目的でカラフルに塗られたわけではないそうだ。アフリカやヨーロッパからの移民が最初に住み着いたこの町は貧しく、同じ色のペンキで壁を塗ることができなかった。そのために色々な余りペンキで壁を塗るうちに、カラフルになっていったのだという。

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ここでもちょっと歩くたびに男の人が「Bonita, 踊りを見て行かない?」とMさんに話しかける。足早に過ぎながら「結構よ。ダンサーなの」と答えるMさん。一人、ものすごーくしつこく誘うおじさんがいて、彼は私たちが通るたびにさあ踊ろうと腕を広げる。観念したMさんは苦笑い、バッグを私に預けて野外ステージへ。ほんの数ステップ、観客も私もみんなその華麗な姿に釘付け。空気が変わる瞬間を、初めて体験したかもしれない。
あんなにしつこかったおじさんは「参ったな」と言いたげな表情。自分はたいして踊れなかったのね。。。

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そんなハプニングもあり、カミニートを後にした私たちは、最後に世界で一番広い通り「7月9日通り」へ。片側9車線に、植樹され綺麗に緑の芝生が敷かれた歩道。信号は4つ、急いで渡らないと渡りきれない!


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大きな塔のモニュメント、オベディスク(オベリスク)はアルゼンチンの象徴。

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世界三大劇場のひとつ、コロン劇場は残念ながら改修工事中で中に入ることはできなかった。だいぶ夜も更けてきたので、そろそろお別れの時間。Mさんはタンゴの練習に、私は次の日のフライトに向けて休息を取らなければ。
スーパーマーケットでマテ茶などを買って、MさんとハグをしてBuenos Airesでの特別な一日にさよなら。また行きたいな...




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by maikojazz | 2008-10-16 08:41 | 旅先; 中南米
「アルゼンチンに行くことになりました。」
そうお知らせした時、前の会社の先輩が「じゃあ、辞めてそっちに行った元同期を紹介してあげる」と親切に連絡先をくれた。会ったことはないけれど私にとってもその人は元同僚にあたるわけだ。さっそくメールをしてみる。

Mさんは、フライト生活を辞めてBuenos Airesでタンゴの修行をしているという面白い経歴の持ち主。何度かのメールのやりとりののち、私のオフの日に宿泊ホテルで待ち合わせできることになった。

当日現れた彼女は、背が高くてカールした赤い髪が印象的な美人。なによりもバレエからタンゴに移行したというダンサーだけあって、歩き方がとてもきれい。まるで空気の塊が常に彼女の足と地面の間をふわふわと漂い、ほんの少し浮いてるかのように感じる。ただの綺麗な人じゃなく、オーラというか雰囲気のある美人。ホテルを出て一緒に歩くとすぐさまに男の人たちが「Hola, bonita」なんて声をかけてくるんだから。




最初にランチに向かったのは、劇場をそのまま本屋さんとカフェにしたようなところだった。建物に入ると確かに本屋さんなのだけれど、大きな幕も客席への階段もそのまんま。

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ステージだった部分がカフェになっているので、そこに座っていると客席を見つめて過ごすような不思議な気分。


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Mさんと私はそこで自己紹介も兼ねながら色んなおしゃべりをする。元会社のこと、共通の友人や同僚のこと、今の状況のこと。そこで発見したのはこんな概念。
「何かを'しない'という理由はいくらでも見つけられる。保守的に生きようと思ったらいくらでもできる。でも、それでは納得できない自分がいて、他から見たら愚かなことでも損だと分かっていても実際に経験してみないとだめなんだ。効率悪くものを得るタイプ」

そうなんだ。そこそこに安定を求めるなら、前の会社に留まって飛び続けるという選択もできたはずなのに、それでは満足しない。タンゴのためにわざわざ本場に(しかも地球の裏側に)単身渡るようなMさんだからこその情熱や苦悩もあるんだろう。でも、実際に住んで初めて体験できることも膨大にある。自分の旅人ぶりと照らし合わせて考えながら、なんだかものすごく共感しあえる人に出会ったなあと感動。




2時間かけてゆっくりランチをした後、私たちはレコレータ墓地へ。


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ここには何があるかというと、、

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そう、かのEVITAのお墓。
アルゼンチンの高級なお墓は、日本の墓地とは様相が全く違ってこんな風におうちみたいなものが並んでいる。灰にせずそのまま亡骸を棺桶に入れて、おうち状のお墓に入るのだ。外装は美しい十字架や聖母マリアや天使たちに護られている。



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... まだまだあるので、分けてみようかな...。じゃ、後編へ続く!
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by maikojazz | 2008-10-14 07:34 | 旅先; 中南米
Las Vegasに来たなら、カジノに行ったりショーを見たり大型クラブで踊ったりと、ナイトライフを楽しむのが本当なのかもしれない。
しかし、残念なことに行きたかったCriss Angelのマジックショーは二晩とも売り切れ、カジノには興味がなく、夜明けまで踊れるほどの体力は連日のフライトでとっくに消耗していた。

到着した日の夜に訓練生Oさんに誘われ、sushisambaというラウンジ型ダイニング(メインはモダンなお寿司、そしてブラジル料理も出している)へ。本物のサンバが映像とともに大音量で流れるこの店で私たちは食事をし、その後に少しお酒を飲む。
Las Vegasで働いている、彼女のロシア人のお友達と合流したところで、私の身体がストップサイン。もう少し若かったら、二十代だったら、多分勢いに任せて更に飲みに行っていたと思うけれど... Oさんとお友達に見送られ、ホテルに一人戻る。

街の中心から少し離れたホテル、窓からは眠らないVegasの灯りが...

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次の日は午前中はごろごろし、午後おなかがすいたので近くのファッションモールへ。
軽くギリシャ風サンドを食べて、前の晩に部屋の窓から見えたホテルの辺りをお散歩する。うーむ。やっぱり私にはこの国はしっくり来ない(笑)。そもそも砂漠に巨大エンターテイメント街を作るって、どうなんだろう?そこで巨額の富を築く人が沢山いるのは分かるんだけど、、、やっぱり、しっくりこないのだ。


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時差も疲労も重なって、その夜は食事もせずに夜7時に就寝。
職業旅人だけど、旅先が選べるわけではないから休む時には休んじゃうのね。

サンフランシスコもたった15時間の滞在なのでホテルのそばで仕事の買い物をしただけだった。東京への11時間のフライトは休みなくほぼ立ちっぱなし。ようやく家に戻ったら疲れ果てて、玄関で座り込んでしばらく動けなかった。ま、仕事だからそんなこともある。

さてと。これからグアムに飛んできます。
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by maikojazz | 2008-10-09 06:38 | 旅先; 北米
旅は続く。私たちはNYからLas Vegasに到着して重なる時差に格闘しているところ。お昼寝から目覚め(というか訓練生Oさんに起こされた)、これからディナーだ。美味しいお酒を飲みに行かなくては!


前回の記事の舞台LutonからNYへは、7時間ちょっと。アジア以外の外国間を長距離飛ぶことは珍しいので、少しうきうきした気分で窓の外を眺めた。


NYで一日だけ自由な日があったら、どこに行きたいかな?そう考えて思いついたのが、Queensにあるイサムノグチ庭園美術館だった。
以前、航空会社で飛んでいた時にはなぜかいつもレイオーバーの日が休館日でがっかりしていたけれど、今回は開いている。今回5人のクルーのうち「ヤングチーム」であるPilotのひとりと訓練生Oさんと私の3人で、New Jerseyのホテルから20分バスに揺られ、Broadwayそばのバスターミナル"Port Authority"に到着。そこからタクシーで美術館へ。


イサムノグチの奔放な芸術が好きだ。彼の作品を見ていると、自由に石と会話をし、「あはは、こんなの作っちゃった」と無邪気に笑う彼の姿が見えるかのよう。己の中に存在する和と洋の両方を見つめ、和紙と竹で灯りを作ってみたり。このQueensのイサムノグチ美術館にある作品たちも、彼が"地球で遊んだ跡"のように奔放だ。


ひとしきり芸術を堪能し、私たちはまたマンハッタンへ戻る。SOHOの美味しいメキシカンレストランで食事をした後にはウィンドゥショッピングが待っている。パイロットを外で待たせて、Oさんと私はきゃいきゃいお買い物。たまにはgirlyな一日もいい。普段のフライトでは私一人なので、女の子の同僚がいるとなんだかとても楽しい。


Happyな気分でNew Jersey側に戻ろうとしたら...
なんと、ManhattanとNew Jerseyを結ぶトンネルが閉鎖されてしまい、バスもタクシーも大混雑。フェリーでさえも長蛇の列。気温は13℃、薄着しかない私には拷問だったけれど、結局フェリーで対岸へ渡り、どうにかこうにかホテルに戻って来た頃には皆、沈黙。 

そんなアクシデントもありつつ、疲れが抜けないままLas Vegasに来た。ここでは少し休めるといいな。
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by maikojazz | 2008-10-05 17:27 | 旅先; 北米

第十三回 Luton, London

また次のtripが始まり、私はいまLondonのちょっとはずれ、Lutonにいる。

昨日到着したのはお昼過ぎ、機内の清掃や諸々の片付けをしてからホテルに着いてもまだおやつの時間。朝早いのはつらかったけれど、この時間に到着するヨーロッパというのはなんだか嬉しい。

今回はロシア人Oさんの訓練便で、私はまた教官らしくない教官として彼女にフライトのあれこれを教えている。ホテル到着後に彼女を私の部屋に呼び、ケータリング会社に電話。機内食の手配の仕方を説明する。そして、大まかに今日のフライトを振り返り良かった点と改善点を話しながら、近所のMarks& Spencerにお買い物へ。



航空会社で飛んでいた頃、よくロンドンに来ていた。当時のクルー宿泊ホテルのそばにもMarks& Spencerがあり、ステイ中はかなりお世話になったっけ。町中よりもいいレートで両替してくれるbureauや、ハンドソープやキャンドルといったちょっとした小物。カフェ。なんといっても特筆すべきはスーパーにあるお惣菜の数々。ロンドンでそれなりのごはんを食べるにはとてもお金がかかるので、軽く済ませたい時はたいがいこのスーパーでクスクスや豆のサラダ、パスタサラダなんかを買っていた。

今回も自分のためにはヨーグルトを。機内で使えるバターや野菜もちょこっと。
陳列棚を見ながら訓練生Oさんに「機内で、こんなふうにこれを使えばいいよ」のアドバイスも忘れないようにしながら。


当然だけれど、Lutonの町はイギリスっぽさが満載だ。
普段は車優先で先っぽのライトが点灯した時には歩行者優先で車は一時停止しなければいけない横断歩道(車が優先なんてちょっとな、と見るたびに思う)。あちこちに煉瓦造りのパブ。インドやアラブ系の料理レストランも多い。


... カメラは持って来たのに、PCに取り込むためのカードリーダーを忘れた。
そんなわけで今回は文章のみで。今日はNew Yorkへ飛んでいきます。
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by maikojazz | 2008-10-02 14:38 | 旅先; 西ヨーロッパ