Private jetフライトアテンダントとして地球のあちこちを旅するMJのつれづれ日記。***すべての文章、画像の権利はMJにあり、無断転載を禁止します。***   お問い合わせはmaikojazz*excite.co.jpまで。


by maikojazz

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ハワイ島は、今も噴火活動を続けるキラウエア火山からの溶岩のおかげで島中が真っ黒な地面に覆われている。溶岩によって生まれる新しいエネルギーなのか、降り立つと感じるのはその地が持つ力だ。
これを「癒される」と表現する人もいるけれど、私にはもっと強くてポジティブなものに感じる。なんと言うか「生かされてる」感じ?疲れていてもいろんなものがキラキラ見えて、自然と一緒に生きることがいかに正しいか知る、ような。

溶岩が流れると、その下にあったものは全て溶けてしまう。建物はもちろん、草花も土も。それでも時間が経てばちゃーんと溶岩は土になり、植物が生えて、新しい黒い地面となってそこに存在するようになる。たくましく、力強い大地への再生だ。

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新しい溶岩の上に、人々は愛を刻む。どうやって?白い石を置いて。自然から生まれた、愛らしい落書き。

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当然ながら海の石も黒い。ここでゆっくりと一日の終わりを眺める。

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時間の過ごし方は人それぞれで、都会のせわしなさを全否定するつもりは毛頭ない。でも、とにかくここに来て夕日を眺めたら、きっと「他には何もいらない」気持ちになるだろうと思う。この島には、ハワイの他の島にはない何かがある。生きる、始まる、もらう、よみがえる、そしてもう一度生きる。そんな営みを大切にしようと思えるもの。何にか分からないけれど感謝して、もう一度始まろうとするパワー。

(次回に続きます)
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by maikojazz | 2009-04-29 23:15 | 旅先; ミクロネシア/ ハワイ諸島
きっと、アートが好きな人はこの街を愛するだろう。お酒と美味しいおつまみが好きな人も。
Barcelonaに惹かれたのは27才の時。行きたいな、と思ったらどこでも調べて、想像して。
何ヵ月かに一度は長い6日間ほどのお休みをもらえる境遇にいた私は、そこに2日間の有給をくっつけて一人旅をプランした。大好きなエールフランスで便を確保し、ホテルも調べて「このエリア」と指定して予約。当時のボーイフレンドがなぜかくっついてきて思いがけない二人旅になったことを除けば、全部当初の想像通りだ。

飛行機に乗る時は最初の搭乗時、つまり離陸をする前にクルーといい関係を作ると、あとからいいことがある(ことが多い)。私の場合はエコノミークラスのクルー全員がつまめる程度のチョコレートボックスなどを手みやげに、ギャレーに行って挨拶をする、かな。
「昨日、Parisから帰ってきたんだけどね。またとんぼ帰りしてるのよ、今度はバルセロナに行くの」なんて、ちょっとくたびれた自分をアピールしたりすると「じゃあ、ここ4席をブロックしてあげる!ゆっくり寝て行って」なんてことになったり、食事の時に先に「今日はビーフと白身魚よ。好きな方をキープしておくわ」と言われたり、1.5リットルの大きな水のボトルを「機内は乾いてるもんね〜」とウィンクして差し出してくれたり。きっとこれはクルーである必要はなく、「いやー僕はよく旅をしてるんだけどね、クルーは大変だなっていつも思って見てるんだ。疲れたら甘いものを食べなきゃね。はい、これお菓子」といったカジュアルな感じで話をするのも十分効果的だ。チョコレートの嫌いなクルーはいない、ような気がする。中にアーモンドなどが入った日本のチョコレートは概ね大人気だ。



さて、バルセロナに話を戻すと。
ガウディ、ピカソ、ダリ、ミロなど、名だたる芸術家が生まれ育ち、または愛して住んだ街がバルセロナだ。街を歩くだけであちこちにアートが存在する。正六角形のタイルを敷き詰めた歩道をよく見ると、ちゃーんと隣のピースと繋がるように描かれた模様が合わせられていたりする。


サグラダ・ファミリアもカザ・ミラもカザ・バトリョも素晴らしかったけど、グエル公園も見逃してはもったいないしサンドイッチと水を持って坂を上り、眼下に広がる街を眺めて半日を過ごせる絶好のピクニック場所だったけれど、私が一番よく思い出すのはカタルーニャ音楽堂だ。
カタルーニャ音楽堂はまるで、美しいメロディーがそのまま芸術になって壁や窓に張り付いたかのような建物だ。アール・ヌーボーの時代に作られた緻密な模様も、明るい光が入るホールも、外に出て眺める外壁もグッとくる。派手なだけではなく、柔らかで優しい曲線と色合いがほっとする。お菓子の家に迷い込んだかのような、「これ取って食べていいの?」と誰かに聞きたくなるようなファンシーなロマンも持ち合わせている。灰色のコンクリートや黒い壁からは決して得ることのできない優しさ、美しいものに憧れる心が美しい音楽の調べと共に目の前にある。そんな、素晴らしい空間なのだ。


蜜のようにとろりとした思いをそこに残し、旧市街を歩いてみると。センスの良いアートをたくさん置いた小さな店が並んでいたり(そこで気に入った150枚用CDラックを、私たちはえっちらおっちら日本に持ち帰った)、靴やさんや洋服やさん、またはタトゥーを彫るお店があったり。かと思うと急に大きな広場に辿りついて、バイオリンを弾くお兄さんを横目にビールが飲めたりもする。
前に仕事でpilotsと一緒だった時は、「午後のおやつ」と称してビールやワイン、生ハムをつまんだ。昼間であろうと堂々とそんな「おやつ」を出してくれるその開放的な雰囲気があるのだ。


少し離れてどんどん歩くと、浜辺に出会う。バルセロネータだ。かもめが飛ぶ桟橋を渡り、ぼやーっと海を見つめると、世界のどこにいてもこうしてリラックスできる場所があるというのはありがたい、と感じる。周りは若いカップルがキスしていたり、子供がかもめを追いかけてきゃっきゃっとはしゃいでいたりする。ビール缶を片手にひとりで静かに海を眺める人もいる。そんな中に身を置いて、何もしない時間を楽しむ。



そうそう、忘れてはいけないのが食事。バールでのみながらピンチョスをつまむ。これを多い時は3件くらいはしごする。何度目かに来た時、バルセロナ出身の友人と合流して過ごした。その時は夕方から2件のバールに行った後に市場で生ハムをかじり、広場でビールを飲んで一休み。その後に暗くなった街を散歩がてらレストランに向かい、食事をしてホテルに戻ったらあっという間に日付が変わるところだった。観光だけじゃなく、街をぶらぶらと歩いておしゃべりしながら現地の人がするみたいに過ごすのはとても楽しい。ちなみに次の日は、友人がよく行くという街のはずれの図書館でランチをした。本のエリアから離れたカフェテリアのような場所でサンドイッチを頼み、木が生い茂り川が流れる中庭でそれらを広げる。静かで、鳥のはばたきが聞こえるくらい。
一度は「なかなか予約の取れないレストラン」でランチをした。いわゆるフュージョン料理のコースで、お料理はもちろんお皿もテーブルもカトラリーも斬新でモダン。吹き抜けになった2階部分でのお食事は、一口ごとに五感が冴えてくるような。アートな街だから、絵画や建築だけでなく音楽も料理もアートなんだ。



そんな風に思える街はそんなに多くない。バルセロナに、戻りたい。
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by maikojazz | 2009-04-23 13:44 | 旅先; 西ヨーロッパ
大きな太鼓の音と共に、遠くの地平線から馬に乗った騎士たちが駆けてくる。チンギスハーンがどのように国を統一し、治めていったかの壮大なドラマが始まる。


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ストーリーとしては何だかよく分からないな、という部分もあったのだけれど(笑)、広い大地をいっぱいに使ってあちこちから出てくる騎馬軍隊や、何十ものひづめがたてる轟や、土ほこりにとにかく圧倒される。戦う前などの重大な物事を決めるのは神様とお話が出来る祈祷師や霊媒師だったことを表すシーン、日本の国技である相撲の原点である「モンゴル相撲」のシーンもあった。
300以上の騎馬軍隊があちこちで色んな演技をしている。舞台劇のように幕もなければ、テレビのようにズームがないから、45分の演技中ずっと彼らは馬と共に出ずっぱりだ。色々な人が色々な部分を観るので、休むことはない。それって、動物と一緒に出る劇としては最高級じゃないかと思う。


こんなに大きなスクリーンで劇を観る機会は、きっともう二度とないだろう。
青空の下で本当に感慨深いショーを観て、身体は寒いけど心が熱く騒ぐような気持ちになった。
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by maikojazz | 2009-04-19 17:05 | 旅先; 東アジア
1時間半ほどツアーバスに揺られて土ほこりの舞う大地を進み、ようやくチンギス・ハーンの騎馬戦ショーの会場に到着した。わりとシンプルな造りだ。外にはらくだがつながれている。

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まずは出店をひやかしに。モンゴルの雑貨や衣服が売っている店、モンゴルの古代文字が書かれたポスターを売る店。喫茶店のような、軽食も食べられるお店などなど。
そしてゲルの中に入るとモンゴルカシミアのセーターを扱うお店... 行く先々で自分へのお土産にTシャツを買うpilot Sは、今回もまた微妙なチョイスで思いっきり"Mongolia"と書かれたTシャツを嬉しそうに買っている。Pilot Wは子供たちに、と羊毛でできたかわいいぬいぐるみや、木でできたパズルなどを物色中。私はというと、相方のために羊毛でできたスリッパをチェックするも、合うサイズがなくて断念。かわいかったけど。実家の家族用や自分用に、買えば良かったかな?

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喫茶店。奥のゲルで、コーヒーを入れたりしてくれる。試しにいただいた食事はどれも... 大変ユニークで...。きっと温めて出すべきものが全部(ごはんとか、揚げたミートパイとか)冷たかったから、なかなか味わえない味を... ううん、表現が難しい。。。
Pilotsと3人で分け合っていただいたのだけれど、一人は一口で席を立ち、もう一人は「Maiko、無理して食べなくていいんだからね」と微笑んでくれた。「Mmmm... it's just... very, different」と作り笑いで感想を言った私をpilotたちは「いい表現だ」と笑う。そんな、お味だった。

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お土産にこれはどうかな、と買うのを迷って買わなかった(あとで後悔した!)モンゴルのウォッカ。どこまでも、チンギスハーン。

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そんなこんなでショーがいよいよ始まる。競馬場(って行った事ないけど)みたいな造りの屋根付きの簡素な、吹きさらし小屋のようなところに観光客が集まる。ショーはモンゴル語と英語の二カ国語で行われるようだ。



(引っ張り過ぎですか?でも次回に続きます。)
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by maikojazz | 2009-04-16 21:52 | 旅先; 東アジア
次の日。チケットと防寒のマフラー、満タンに充電したデジカメを持ってツアーに出かけた。
ホテルの人が呼んでくれたタクシーで、そのツアーが出発するという広場のようなところまで行く。

ウランバートルの中心部はわりと栄えていて、交通量も多い。ツアーバスを待つ広場からは、まるでドバイか上海にでも建っていそうなビルが見えた。

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私たちの後ろには宮殿?のようなものがそびえ立つ。色合いがユニーク。モンゴル式宮殿!?

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約束の時間よりも15分ほど遅れて、ツアーバスが来た。待っていた25人ほどの観光客が乗り込み、さて出発。

都心部を抜けるとすぐに、窓の外からはこんなに広大な風景が。

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アメリカの田舎で育ったというpilotのWは、「ああ、馬だね」くらいの反応だったけど私は違う。子供のようにびたーっと窓に張り付いて、「牛〜!あ、馬〜!見てみて、すごーい」とpilotたちに話しかけてしまった。なんて広いんだろう。見渡す限り、緑。

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そしてこの日は晴れ女MJのおかげか?とても良い天気で、風は冷たいけれど何とも気分の良い青空がずーっと向こうまで広がっていた。東京に住んでいたら、こんな空や緑を満喫できることはまれだ。そして、野生なのか飼われてるのか分からないくらいの動物たちが、自由にお散歩している。
あ、あの白いのは「ゲル」と呼ばれるモンゴルのテント。街の中にあるものと違って、こちらは本当に移動しながら人が住んでいる。驚くことにパラボラアンテナが付いているおうちもある。遊牧生活をしながら、衛星放送を家の中で楽しんでいるということか。

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1時間以上もバスは走り続け、ずいぶん街からも離れた頃。バスが徐々にスピードを緩め、停止した。「着いた...?」かと思いきや、道路を動物の群れが渡っていたためだった。

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うふふ、こういうのもいいなーとごきげんになる。みんなの、道だっていうことだ。
そのうちにようやく、会場らしきものが見えて来た。


(次回に続きます)
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by maikojazz | 2009-04-11 00:42 | 旅先; 東アジア
距離としては香港よりも近いくらいなのに、モンゴルに行ったことがあるという人のことをあまり聞かない。なぜだろう?何よりも、巷にはモンゴルに関する情報がほとんどない。



私自身も、行ってみて初めて分かったことがたくさんある。例えば、モンゴルで使用されている文字がロシア語で使用される文字と同じ、ということとか。「ウランバートル空港」の表示はこのようになっている。上の段には「チンギス・ハーン」、下の段にはおそらく「国際空港」。


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Crew busで空港からホテルに向かう途中で、運転手さんが何か伝えたがっていた。英語ではほぼコミュニケーションができないので単語で理解すると、「チンギス・ハーン」と言っている...?
指差す方向を目を凝らしてみると、なんと山の斜面にチンギス・ハーンの肖像画が描かれている。これにはCrew全員びっくりして、みんな興奮気味にカメラを取り出した。走行中でバスが通ったり、建物が邪魔したりでなかなかいい撮影ポイントが見つからない... で、撮れた写真はこんな感じ。分かるかな?左の斜面にご注目。


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そして、遊牧生活の必需品。モンゴル語で「ゲル」と呼ばれるテントが町のあちこちで広げられている。中はお店のことが多く、実際に誰かが住んでいるわけではなさそうだ。すぐ隣を車が走ることとのコントラストがなんだか意外だけれど。

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ホテルの部屋に着いて、「じゃあ30分後に」と1階のバーでpilotsと待ち合わせ。まずはビールで乾杯。バーの店員さんは少し英語ができたので、モンゴルのことを色々聞いてみた。まずUSドル札を指差して、「Dollar」、そしてモンゴルのお札の単位を指差して「これは?」と聞くと彼女は恥ずかしそうに「トゥグルグ」と言う。「トゥグルグ」「トゥグルグ」とみんなで復唱すると可笑しそうにまた笑う。そんな程度の文化交流が、なんだか楽しい。


地元のビールは「チンギス」。何にでもチンギスがついちゃうほど彼は英雄なのだ。

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お味のほうは... 決してまずくはないけど、とても味が薄いビールだ。黒ビールなんかのコクに慣れている人には、水のように薄く感じてしまうかも。。。


「明日なんだけど、騎馬戦のチンギスショーがあるっていうんだけど行かない?」と、pilotのWが提案する。ここでしか見られないショーだ。いいよ、と返事をして食後にみんなでチケットを買いにいくことにした。



(次回へ続きます)
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by maikojazz | 2009-04-07 23:10 | 旅先; 東アジア
国籍を問わずよく聞かれることのひとつに、私の胸もとのネックレスを指して「それは、何!?素敵だね」という質問がある。それはこちら。


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これはアラビア語で書いた私の名前だ。二度目にDubaiに行った時にゴールドスークで作ってもらった。思いがけず好評で、アラビア語を読めない人にとってはミステリアスな感じがするという。(読める人には何度か、「Maiko...?」と話しかけられたけど)




半月ほどDubaiに滞在した時に、親しい友人や親戚に頼まれて、まとめて作ってもらった。
現地通貨ディルハムが以前より円に対して弱くなった背景プラス、得意の笑顔ネゴシエーションでアラブ人の店員さんを困らせるほどに値切り、他の観光客の約3分の2の値段で作ってもらえることに。ふふ、実際に調べても日本人はみんなほぼ決まった値段で買ってるみたいだ。


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姉には特別、ダイヤ入り。

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実は私もこの2ポイントのダイヤで満足していたのだけれど、Dubaiでひまにしている間に色々考えて、更に5粒ほど入れてもらうことにした。午後のお休みから明けてお店に戻って来たおじさん(もうこの頃には顔なじみになっていた)を捕まえ、「おじさん、あと5粒、ダイヤ入れて!」とお願い。次の日に受け取ったのがこちら。ちょっとピンぼけ写真ですが...


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そして肝心の作ってくれるお店ですが、ここが安くておすすめ。

BARAKAT(バラカ)Gold souq店
Tel : +971-4-225-1619
 
土-木曜日は10:00- 22:00(14:00- 17:00は休憩)
  金曜日は17:00- 22:00  とのこと。
2年半前に初めて来た時と2ヶ月前で、営業時間が変わっていたので、可能ならばあらかじめ連絡してお店が開いてるか確認したほうがいいかも。平日(日曜から木曜)の夜に行けば間違いないでしょう。

Dubaiのゴールドスーク入り口ゲートに入る手前の、左側。
Maikoのブログを見て来たと言えば少し安くなるかも(笑)

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by maikojazz | 2009-04-02 18:13 | 旅先; アラブ諸国