Private jetフライトアテンダントとして地球のあちこちを旅するMJのつれづれ日記。***すべての文章、画像の権利はMJにあり、無断転載を禁止します。***   お問い合わせはmaikojazz*excite.co.jpまで。


by maikojazz

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「アップグレードのお部屋が準備できるまで、こちらで休んでいて下さい」とボーイさんが先導して私たちを最初のお部屋に連れて行ってくれる。到着するまでの廊下も広く、緑と調和してとても良い雰囲気。何よりも、おしゃれ!

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おそらくスタンダードルームと思われるお部屋に到着。ドアを開けると、こじんまりとしていてかわいらしい、木のぬくもりがたっぷりの空間。
「新しいお部屋が準備できたら、電話で連絡しますのでそれまではゆっくりリラックスして下さいね」と、ボーイさんが荷物と鍵を置いてくれた。お礼を言って、しばらくここでお昼寝することに。

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シャワーとは別に湯船が、外の緑に面して付いている。夜はもう新しいお部屋だろうけれど、もしここで入るとしたら、灯りを消してキャンドルだけで入りたいかも。きっと、虫の鳴き声なんかが聞こえてくるんだろうな。そうしたら間違いなく、シャンパンかビールを飲んじゃうでしょう!(と、想像MJ)

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すぐに靴を脱いで、お部屋に置いてあった南国のフルーツをつまんで(朝ご飯を食べたばかりなのに...)、歯を磨く。ベッドにごろんとしたら気づかないうちに熟睡していたようだ。フロントからの「お待たせしました。お休みになれましたか?」という連絡で目が覚める。「新しいお部屋の準備ができましたので、案内の者をそちらに送ってもいいですか?」と。「ありがとうございます。では、15分後にお願いします」





そうしてお部屋を移動。また違った場所を歩き、新しい景色が見られて、二度美味しい?ような思いでボーイさんのあとを付いて歩く。緑にも調度品にも隅々まで手が入った、本当にゲストをおもてなししたいという優しい気持ちがよく分かるホテルだ。そんな気持ちが伝わってくると、なんだか心身の底から癒されるような。インドネシアのバリでも思ったけれど、そんな場所にはきっとちゃんと良い神様がいる。


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「これは何だろう?」「下を通ってみれば?」「う。ちょっと怖いからやめとく」
結局、近くから遠くから眺めるだけで終わってしまったこの長い通路。というか通路でもないのかも。私のおなかくらいまで垂れ下がったツタのような、根っこのようなものが長ーいカーテンになっている。きっとここは通るためのものではなくて、あくまでもオブジェなんだと勝手に納得。

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私たちが様々な美しい風景に驚いたり、感動したり、写真を撮ったりしているのをボーイさんは優しく微笑んで振り返り、自分だけが先に行きすぎないように歩を緩めてくれる。

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そうして、辿り着いたのがなんと一軒家。
「ここ、全部私たちだけで?」驚く私たちに、ボーイさんがまた微笑んで、「イエス」。

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(次回に続きます)
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by maikojazz | 2009-09-27 00:02 | 旅先; 東南アジア
決まった月間のスケジュールも何もないprivate jet crewであることの利点として、事前申請さえすればまとまったお休みを気軽にとれること、そして普段のtripや仕事絡みの移動・宿泊で貯まったホテルや航空会社のマイルを自由に使えることが挙げられる。今回のバカンスもポイントを使ってMarriott系列のホテルに宿泊。大好きなタイ、初めてのサムイ島へ。空港で待っていてくれたホテルの送迎車に乗り込み、いざホテルへと向かった。






ホテルの入り口にはタイらしい、ぞうさんの形に切り込まれた緑が。かわいらしくゲストを迎えてくれる。

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働く人々の優しい気持ちが溢れたホテルだとこの時点でも思ったけれど、中に案内されて予想を上回る素敵さ(そして彼らのホスピタリティー)に更に感動!ホテルのロビーには見えない空間で、天井で回るファンが運ぶ風に流れて、優しく炊かれたアロマが届く。そのおだやかな香りに深呼吸。すぐ後ろに水の流れる音を聞きながら、ゆったりとチェックイン。


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早朝のホテル到着。プラチナ会員の私に、ポイント宿泊(つまり無償)にも関わらずお部屋のアップグレードをしてくれるとのこと。本来のチェックイン時間は午後なのに「長旅で疲れたでしょう。部屋が準備できるまでは、こちらのスタンダードルームで一休みしていて下さい」と初めに別なお部屋を用意してくれた。しかも!「まだ朝食ブッフェがやっていますので、よければそちらで腹ごしらえを」と、到着してすぐにレストランに案内していただけることに。そういえば、早朝なのにおなかが空いている(笑)。



彼らの優しい言葉に甘え、さっそく朝食をいただくことに。レストランまでの道も、緑が生い茂ってとても清々しい。小さな神様たちが歩く道のそこここにいるような。迎えてくれる石像たちにこちらからも挨拶をしながら歩きたくなる気分。


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鳥たちの声が聞こえるバルコニーでの朝食。気温も徐々に上がってくる予感。
野菜もフルーツもたっぷり、アジアごはんの幸せ。寝不足で疲れた身体に染み渡るような嬉しい食事を思いがけずいただくことができて幸せ!この後はお部屋に戻ってひと眠り... かしら?

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(次回に続きます)
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by maikojazz | 2009-09-22 17:47 | 旅先; 東南アジア

第九十二回 サムイ空港

(短い、という声を受けてちょっと記事と写真を足しました。笑)


タイのサムイ島に初めて降り立って、驚いた。なんと簡素な空港だろう。いや、良い意味で!
ターミナルはあるものの、機内からターミナルに移動する際はタラップを降りて、とても普通に見たら空港とは思わない滑走路脇をトローリーバスのようなものに乗って行く。

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入国審査もあるターミナルは、先進国のぴりぴりしたムードなんてなくってのーんびり。そりゃ、暖かい気候でこんな藁葺き屋根の建物なら、そんなに厳しい審査もしたくない気分かな?周りには緑がたっぷりあって、色とりどりのお花が咲いて、まるでリゾートホテルに降り立ったような雰囲気だ。


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頭上に現れた「国内線到着」のサインを見て、ああそうか、まだ空港にいるから移動しなきゃなんだった、と思い出して歩き出す。

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外に出てすぐ、手配しておいたホテルへの車が待っていた。さ、行きましょうか。



(次回に続きます)
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by maikojazz | 2009-09-14 14:51 | 旅先; 東南アジア
そうして、おのおの興味のある塔のあれこれを見学。

ここでひとつ、問題?が。
実際に処刑に使われた器具を展示するコーナーや、政治犯を幽閉して処刑待ちさせた牢獄、そしてハロウィーンの原型とも言われる「ガイ・フォークス」のお祭りの起源を説明するおどろおどろしい展示なども見学したけれど。。。なんだか背筋が凍る、というか重い気持ちになってしまった。空気が明らかに違うのだ。

「ね、なんか怖い」私は思わず大きなおじさんpilot Rの腕を掴んだ。するとRはさらに怖がらせるように「Maybe, you can feel it」と目を見開く。いやいや、別に私は幽霊とかなんとかをむやみやたらに信じるわけではないのだけど、、、実際に何となくいる、ようなかすかな冷たい空気の重みを感じたのだった。




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本当のところはもちろん分からないけれど、不気味さの残る見学だったことには間違いない。
そしてその不気味さを増長するかのように、外にはたくさんのカラスが飼われていた。説明によると、ある時代に、疫病や汚染などを心配した人たちがカラスの駆除をしようと占い師に相談したところ、占い師は「カラスを駆除するとロンドン塔が滅びる。ロンドン塔が滅びると英国が滅びる」と予言したそう。そんなわけで今でもこのカラスたちはここにいるそうだ。







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幽霊に連れ去られる事もなく無事に(?)ロンドンタワー橋(Tower bridge)まで辿り着いた私たち。夕方の始まりの空をバックに、橋を眺めたり写真を撮ったり。そうしてバッキンガム宮殿方面に戻り、美しい夕暮れの中で今度は宮殿を眺めた。




97年に留学していた時にちょうどダイアナ妃が亡くなって、英国中は驚きと悲しみに包まれていた。彼女が住んでいたケンジントン宮殿も、このバッキンガム宮殿も恋人だったDodi氏の父上が経営するHarrodsの前も、花束とカードの山で。何メートル、何十メートルと続く追悼の花束や風船、小さな幕に寄せ書きをした思いたちに圧倒されたっけ。お葬式の日には黒い服の人々がぞろぞろと棺が運ばれる車が通る道沿いに集まって彼女に別れを告げ、更にはハイドパークでのお葬式中継を泣きながら観ていた。(その後の地下鉄は大混雑で、私は1時間以上歩いてホテルまで帰ったのだった。)そんな風に国民に愛されたダイアナ妃って、月並みな言葉だけれどすごい人だな、と思った。


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この他にもピカデリー・サーカスからリージェント通りを歩いてウィンドウショッピングを楽しんだり、パブで美味しい地元のビールを飲んだりして3人のcrewはホテルに戻った。「あと一日、ここでお休みだったらもっと観光できたのにね」なんて、諦めの笑顔で。ま、いつでも戻れるように見たい場所は残しておくのがいいのかな?
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by maikojazz | 2009-09-07 00:13 | 旅先; 西ヨーロッパ