Private jetフライトアテンダントとして地球のあちこちを旅するMJのつれづれ日記。***すべての文章、画像の権利はMJにあり、無断転載を禁止します。***   お問い合わせはmaikojazz*excite.co.jpまで。


by maikojazz

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南仏ニースからはるばる電車で、イタリアのミラノに移動する日。
Hotel Les cigalesのご主人と奥様にお礼を言い、再びNice駅へ向かう。SNCFのサロン(JRでいうところのびゅう、でももっとソファとかがあってコーヒーの出ないスターバックスのような場所)で前もって買っておいたチケットがあるので、遅れないように急ぎ足でプラットフォームへ。良かった、まだ出発3分前。



コンパートメントの番号を探して、先に来ていたマダムに「Bonjour」とご挨拶。重いスーツケースをマダムに手伝ってもらって頭上の棚に載せ、膝には「Harry Potter and the order of Phoenix」とミネラルウォーターのボトル。出発時間を過ぎた頃にもう一人、だいぶ年配の女性がやってきて3人が座るコンパートメントはなんとなくおしゃべりが弾みそうな雰囲気に...


結局、その電車は予定より10分ほど遅れて発車した上に、車内放送は(当然といえば当然なのだけど)早口のフランス語とイタリア語だったので、終点ミラノへは何時に着くのか見当が付かない。さっそくお隣のマダムに「すみません、あまりフランス語が得意じゃないんだけど何時にミラノに着くって言ってました?」と聞いてみた。「17時40分ですって」... チケットに書かれた時刻は17:15だった。ま、急いでいる訳じゃないからいいか。


「...それ、 面白いの?」私の読んでいたハリーポッターの本を指してマダムが聞いたことがきっかけで、なんとなく私たち3人は(思った通り)おしゃべりを始めた。「そうですね、子供向けの本と言われているけれど大人でも十分に面白いと思います」すると年配のほうのご婦人が「私の孫たちが夢中で読んでいるよ」と笑う。「ところであなたはなに人?」「日本人です」

... そうしてしばらくおしゃべりが続く。フランス語で返すには難しすぎる複雑な文化(なんと、乳母捨て山について!)の質問までされて、英語で返したけどちょっと通じてなかったかな...





フランスから一度モナコに入り、イタリアの国境を超えて最初の駅、Ventimigliaに着いた。
ここで電車のクルーが変わったのか、何か手続きがあったのか10分ほど停車。車内販売のおばちゃんはイタリア語(当然か)。「カプチーノをひとつ下さい」「Si」と、私も慣れないイタリア語で会話してみる。

ちょっとうとうとしたり、目覚めておしゃべりしたり、本を読んだりして時間はゆっくり過ぎていく。このゆったり感は飛行機では味わえない。疲れるけれど優しい気持ちになれるような。


Genovaの駅でもまたゆっくり15分ほどの停車。何人かの乗客が電車を降りてゆったり外で誰かと話している。あれ?降りる訳じゃなくてただの休憩?
Genovaと言えばナカタ(サッカーの、元選手)だなあとぼんやり思ってみて、マダムたちに聞いてみるけれど残念ながら誰もサッカーに詳しくなく、知っている人はいなかった。

NiceからGenovaまではずっと海沿いを走るので、車窓からはきらきら輝く海と飛び交うカモメなんかが見えていた。しかしGenovaからMilanoは、大きな街と街の間にあるのどかな田舎町ばかりが見える。



Niceから5時間半以上かかってMilanoに到着すると、もう夜だった。私が探せなかっただけなのか、駅は大きいのにエスカレーターなど一切なく、重いスーツケースを引きずって階段を登り降り。やっとこ外に出て、駅前のタクシーを拾ってホテルへ。






(ここまで書くのに1ヶ月かけてしまった私... 次回はもう少し間を空けずに更新できますように。。)
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by maikojazz | 2010-08-23 13:08 | 旅先; 西ヨーロッパ