Private jetフライトアテンダントとして地球のあちこちを旅するMJのつれづれ日記。***すべての文章、画像の権利はMJにあり、無断転載を禁止します。***   お問い合わせはmaikojazz*excite.co.jpまで。


by maikojazz
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旅をしていないと、旅人ではないから。

ロマンティックなキャンドルが灯る、ホテルの薄暗いロビーや、







太陽の光がさんさんと降り注ぐスイミングプールが恋しい。


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日本では出会わないようなアロマのマッサージに身を委ねたりしたい。















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飛行機の窓からこぼれる光が、虹になって床を輝かせたりする偶然を。














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空が綺麗であることを、当たり前のように眺めたい。








(つづく、かもしれない)
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# by maikojazz | 2010-05-14 15:58 | 旅先; その他
破竹の勢いで成長する中国。遠くからまとめてひとくくりにしてしまえば、何となく好きじゃない人のほうが多いのかも知れない。私も日本との関わり方や中国内で教育されている日本像を思うと堂々と好き、とは言えない事が多い。けれど、どこの国も同様。ひとりひとりと話してみると実に素朴で優しかったり、街を歩けばほのぼのとした風景が見られたりするものだ。



初めて中国に行ったのは、4歳のとき。父に連れられて家族全員で真冬の北京を訪れた。寒くて寒くて、万里の長城や天安門広場を観光しながら無理して素足に靴下でいたけれど、ついに堪忍して大嫌いな真っ白タイツを履かされた。日本で食べるピンクの袋に入ったふわふわの真っ白い綿あめとは違い、凍った池の脇で買ったそれは茶色がかり、わら半紙の上に乗せられていた。

その頃は確か中国ではティッシュなどの柔らかい紙がないということで、両親が知り合いにたくさんティッシュペーパーをあげて喜ばれてたのを覚えている。父が中国との仕事上の付き合いがあるので、私にも中国という国は少しだけ人よりも親近感のある場所であることには違いない。


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23歳で航空会社に入社し、北京と上海には何度もステイをした。北京ではいつもホテルの向かいにある四川料理レストランに行き、辛い鶏肉と野菜の炒め物やおしどり鍋(中が仕切られた鍋で、二種類のスープを使って鍋をいただく)とビールを注文。最初はあまり愛想よくなかった店員さんたちも、きっと毎日crewが同じようなものを注文しては美味しくいただく姿を見て気がほぐれたのか、数ヶ月後には片言の日本語で「ビール?」「なべ、アカシロ、スープ?」「カライ」など、指を指しながら話してくれるようにまでなった。





上海に到着するとまずマッサージに行く。私の行きつけは盲人按摩。文字通り、目の不自由な人たちが働くお店だ。1時間ほど日々のフライト疲れがたまった体をほぐしてもらい、終了後は通訳のできるお姉さんのもとで温かいお茶を頂きながら特に凝っている部分、体の不調を招きやすい部分について話を聞く。そして決まって夜はぐっすり眠れるのだ。



上海のホテルの庭ではよく、朝もやの中で太極拳をするおばちゃんの集団に会った。朝早くロビーに集合して空港に向かうバスに乗り込む時、こちらを見て微笑む数人のおばちゃんたちに中国語で「おはようございます」を言うと、驚いたように笑って「おはよう」と返してくれる。一応は機内会話、レストランで注文する程度の中国語を話せる片言クラスのMJ、失敗を恐れず話しかけてみるととても喜んでもらえるのが嬉しい。




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中国線はもちろん、成田乗り換えでアメリカ合衆国へ行く中国人旅客も多く、彼らは中国語しか話せないことが多い。機内で入国書類を書く手伝いをしたり、飲み物をあげたりしていたお客様に着陸前、手紙を渡されたことがあった。「Dear ○○(私の名字。名札を見たのだろう)。Thank you very much. 你是天使(あなたは天使)」手帳をちぎって、紙のはしはぼろぼろだったけれど、涙ぐんで渡してくれたそのお客様の顔は忘れない。今でもその手紙は大切に取ってあり、落ち込んだ時や自信を取り戻したい時に眺めると不思議と力が湧いてくる。





そういえばprivate jetに乗るようになってからも何度かチャーターで中国語を話すお客様を迎えた。彼らとは最初は英語でコミュニケーションするけれど、ふと私が少し話せると分かると大喜びして自己紹介してくれたり、中国語で飲み物を頼むようになる。一度は調子に乗って「天安門広場の歌」を披露した私に合わせ、お客様全員で合唱になったことも。中国の人々は仲間意識が大変強いだけに、言葉が通じる事に非常に重きを置く気がする。




ちょうど上海では万博が開催されている。行こうか、行くまいか。むむ。
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# by maikojazz | 2010-05-08 22:31 | 旅先; 東アジア
宗教だったり、風習だったり。色々理由はあって、何も否定はするつもりないけれど。様々な国を旅する上で日本や他の行き慣れてる国々とは違う規制を設ける場面に何度か出会った。




これはUAEのドバイで。mixiを開けようとしたらこうなった。Facebookもyoutubeも、きっと同様にブロックされるだろう。イスラム国家においてインターネットは用心しなければいけないツールだから仕方ない。中国では同様にGoogleが使えず撤退したというし。

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ちなみにドバイで英語のサイトを見ている時に、画面はじにアトランダムに現れる広告がアラビア語だったことがある。こういうところまで規制があるということ、なのかな?







また、インドでは写真撮影を禁じる建物が多い。歴史的建築だったり、デパートだったり。空港でも撮影は禁止だ。ムンバイではごく普通のスーパーマーケットでさえも、「No pictures please」とやんわりたしなめられたことも。

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ハワイやオーストラリアでは、海を越えてやってくる飛行機に厳しく動植物の検疫を行う。

オーストラリアとニュージーランドに到着する1時間から30分前には、コックピットからギャレイ、客室、カーゴまで全てのエリアに殺虫剤をスプレーし、機内に紛れているかもしれない虫を撲滅させる。その上で到着後は生ゴミを含めて残った食料をチェックされ、肉類や植物は(ソファーベッドに置いていたラベンダーのポプリまで押収された!)検疫官が持ってきた黒いビニール袋に破棄しないといけない。一度、帰り便で使う予定だったお漬け物を取られてしまい、仕方なくお漬け物なしの食事をお出ししたことがある。






そうやって、どこの国も自国の文化や風習、さらには自然環境を護る努力を欠かさないのは良い事だと思う。それが魅力になっているのだから。迎合するだけでなく、誇りをもって「ある」べきなんだよな。どこぞやの国も、ね。
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# by maikojazz | 2010-04-29 11:48
(前回からの続きです)


というわけで、私たちはブルーベリーを探しにもうひとつのtrailを歩いてみることにした。

更に長い距離なので、寒いのを忘れるために小走りしてみたり、腕をわざと大きく振ったりしながら... そうしてたどり着いたらまた違った景色。綺麗だ。

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「アンカレッジは海沿いにあるんだねー」と私が言うと、キャプテンたちは「なに!知らなかったのか、着陸前あんなに綺麗に海が見えたのに」。。。ぎりぎりまでサービス物品の片付けと着陸前の保安チェックをしていた私は、見る余裕はなかったのだ。





宿泊ホテルはどこ、とか空港はどこ、としばらくそこで街を眺めた後、諦め半分で茂みを観察しつつ歩くと... あった!

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食べてみると確かにブルーベリーだけど、見た事のない形。縦長なのだ。でも嬉しくて、まだ黄緑っぽい熟れてない実を残してほとんどをキャプテンRと私で食べた。満足満足!


ちょっと嬉しい軽い足取りで来た道を戻り、今度は40分ほどでホテルに戻った。







ブルーベリーで勢いづいて!?お部屋に戻り、買っていたうさぎの形のクッキーを食べながら。。。
(小さい頃に母親に「食べ物で遊んではいけない」と教えられたのに...)

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添加物や保存料などを一切使わずに作られている、健康なクッキー。美味しかったのでお土産に6箱も買ってしまった。






ちなみに宿泊ホテルのロビーの脇のバーには日本人が経営しているお寿司屋さんが入っている。長いtripで日本語や醤油やだしの味が恋しくなっていた私は、1週間あまりの滞在中に3度もここでお寿司をいただき、幸せだった。

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小さなカウンターなので、混雑時はこちらでぼやーっと流れるTVを見ながら待っていたり、持参した本を読んだりした。

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そんな風に過ごした、アンカレッジでした。ちなみにこのホテルはシェラトンホテルですので、アンカレッジで日本食が恋しくなったらぜひこちらのお寿司やさんへ!笑
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# by maikojazz | 2010-04-21 19:27 | 旅先; 北米
一週間以上もフライトの予定はなくステイというのは、私たちにとってとても珍しい。何しろ一週間毎日違う国にいたり、もっと短い日程で地球を一周することもあるのだから。

というわけで、特に目的もなくキャプテンRと一緒に、車で10分ほどのスーパーマーケットに行った。その土地ごとに品揃えの違うスーパーマーケットを訪れることは私にとって、ローカルの文化を知るひとつの手だてだ。





大好きなブルーベリー。小さなパックではなくこんなふうに売っているのを初めて見た。

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恥をかきすて!?で写真を撮っている私に店員のおばさまが微笑みながら「残念ながらこのブルーベリーはカナダ産なのよ。アラスカでも取れる事は取れるけれど、こんなにたくさんは取れないからお店に並ぶことはないの」と教えてくれた。キャプテンRが「ぼくはブルーベリーが大好きなんだ。小さな頃からよく山に入って野生のものを取って食べていたよ」と言うと、店員さんは「あら、じゃあBlueberry loop trailにハイキングに行ったら?今の時期はまだ少し早いかもしれないけれど野生のブルーベリーが取れるのよ」と教えてくれた。


買い物を終えて車でホテルに戻る途中、「Blueberry loop trailってどこかな。明日、行ってみようか」と何となく車窓から山々を眺めた。

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ネットで調べた上にホテルのコンシェルジュで地図をもらって場所を確認。もうひとりのキャプテンPも一緒に、いざハイキングに出発。けっこう遠い上に迷ってしまって1時間弱。ちょっと弱気にもう諦めて帰ろうか... と思いかけた頃、ようやく山登りコースへの入り口へ。Trailと呼ばれるハイキングコースがいくつもあるなか、インフォメーションもなくとりあえず、という感じで歩いてみることに。

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町よりも涼しい、むしろ薄ら寒い空気を胸に吸い込みながら歩く。気持ちいいけれど、高度を増すにつれてどんどん寒くなるし太陽も姿を隠してすっかり曇り空!私は念のために暖かいジャケットを持参していたけれど、キャプテンたちは半袖の上に薄手のジャンパー。「寒い!」と言いながら早足で歩く3人。15分ほどで周りの景色が「山の中」の薮から徐々に開けてくる。

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そしてTrailの終点にはこんな風景が待っていてくれた。

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「寒いけど、来て良かったね。綺麗だね」と喜ぶ3人。でも... ブルーベリーはどこにも見当たらない。緩い傾斜になった草っぱらにいた地元の親子に、聞いてみる。「ブルーベリーはこのあたりで見ましたか?」「私たちも探しているの。毎年この時期にはこのあたりで取れるのだけれど、今年は寒いからまだみたい」。。。
小さな女の子が「これは似てるけど、ブルーベリーじゃないよ」と違う実を指差す。

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じゃあ、どうしようっか... ちょっと残念。キャプテンRが「もうひとつ、この向こうにあるtrailを歩いてみないか?ここより少し長いから、もし疲れていたらこのまま帰るけど」キャプテンPと私は顔を見合わせ、「MJ , you decide」というPに「行こう。せっかく来たんだし」と笑顔で伝え、私たちはもうひとつのtrailを歩いてみることにした。


(次回に続きます)
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# by maikojazz | 2010-04-14 11:48 | 旅先; 北米