Private jetフライトアテンダントとして地球のあちこちを旅するMJのつれづれ日記。***すべての文章、画像の権利はMJにあり、無断転載を禁止します。***   お問い合わせはmaikojazz*excite.co.jpまで。


by maikojazz

第四十三回 ダイアモンドヘッドとワイキキの夕日

行き便のお客様のうち2名様は、一足早く日本に戻るということで、帰り便には搭乗しない。分かってはいたのに、いざホノルルに到着してお見送りをした時に彼女たちのコートを渡すことを忘れてしまった。つまり、ホノルルではもちろん必要ないもののそのままだと日本に帰ってから大変なことになる。

3日目の朝、目が覚める少し前の夢に「機内のコートを、返却しないといけない」というお告げ?が出て来て気づいたという偉業?(職業病?)を成した私は、例のバイオリン弾きであるpilot Hに連絡した。「一緒に空港まで行ってくれる?」「もちろんだよ。僕はいつでも"available"だからね。」


無事に機内のクローゼットから2着のコートをpick upして、お客様が宿泊する超豪華なホテルまでドライブ。あらかじめ話をつけておいたコンシェルジュの担当者に渡して、さあ一件落着と化粧室を使用してロビーに戻ると、偶然にも当のお客様たちが前を歩いていた!
「こんにちは」声をかけると驚いた様子。事情を説明すると彼女たちはコートの存在をすっかり忘れていたようで、「あぁ、そうでした〜!ありがとう!」と笑っていた。よかった、心配させていなくて。




もうひとりのpilot、Rさんは午後にDiamond headをハイキングするという。面白そうなので、私も付いて行くことに。実は日本から来ている高校時代からの友人Sも誘って、3人でハイキング。


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おしゃべりしながら歩いて、涼しい木陰を歩くのが嬉しく感じる程度に汗をかく。約40分で頂上へ。頂上に行く手前に心臓破りの階段が2回ある。息が切れて、重たくなった足を励ましながらよろよろと階段を上ると、素晴らしい景色が目の前に広がっていた。


こちらが島の北東を臨む風景。
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そして西を向くとホノルル市街地とワイキキ。
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27℃という暑すぎない暑さの中で、山の上から私たちのホテルを探したり、滑走路がうっすら見えるのを確認したり。1人でぼやーっと眺めるオアフ島の風景。クレーターが綺麗に残るダイアモンドヘッドの地形を撫でるように、爽やかな風が通り過ぎる。





20分ほどして、リフレッシュした後には同じだけの階段と斜面が待っている。下りはだいぶ楽だけれど。最初の螺旋階段を記念に撮っておこうと上を向いてカメラを構えたら、ちょうど上から下を撮影するおばちゃんとファインダー越しに目が合って、少し気まずそうにお互い笑う。

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階段はせまくて、どうやって上る人と交差したのか全く分からない。。。

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水分を補給して、車に乗り込む。夕方はDuke'sで夕日を見ながらビールを飲もうかと予定を立てて、一旦解散。Duke'sはビーチ沿いにある、眺めの良いバーだ。2年前にホノルルに来た時にpilotに連れて来てもらい、私もいつのまにかここで夕日を見るのがお気に入りの過ごし方になっている。

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テーブル席のそばの小さなステージで歌う人の陰と、沈む太陽。オレンジの光の粒子がきらきらと輪郭だけをなぞっている。もうすぐサンセット。
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太陽が静かに水平線に沈んだ後に、空と海には光が沁みていた。

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そして、お客様からの電話。「明日、どこか日帰りで行きたいと思って...」
ビール2杯で心地よくなった私の頭は急にしゃきっと冴えてきた。のんびりできると思ったら、フライトですか!

(次回に続く)
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by maikojazz | 2009-01-18 10:48 | 旅先; ミクロネシア/ ハワイ諸島